オリンピックで考える | 医薬翻訳のアスカコーポレーション 社長ブログ

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大阪北浜、東京田町にオフィスを持つ医薬・バイオ分野の語学サービス会社 アスカコーポレーション社長 石岡映子のブログ。

オリンピックが終わった。多くの感動と涙をもらった。やはりスポーツは素晴らしい。羽生選手の気迫は圧巻だったし、小平らスピードスケート選手の闘志に引き込まれた。パシュートの乱れぬ3人の動きにも驚かされた。上半身は低いまま、脚だけが同じリズムで前へ、前へ。まさに神業だ。

 

何よりもカーリング。チーム結成7年半、どれほどの苦労だったろうと思う。まっすぐ目標に向かって瞬きさえしない真剣な顔の表情、ストーンを操るスウィーピングのさばきなど。
マイクをつけているから、励ましたり、相談している声が聞こえるのがいい。外国チームの言葉はわからないが、きっと、そこそこ、とか、大丈夫、とか言ってるんだろうな、と想像するだけでも面白い。3位決定戦、藤沢選手の一投が、イギリス選手の勝ちへの誘惑を誘い、結果がミスにつながった。試合が終わった後、日本選手はミスを喜ばず、静かに相手を称え、握手しあっていた。相手のミスを喜んではいけない、そんなルールがあるのだと。決勝戦では韓国チームがスウェーデンチームにギブアップした。不可能に近い可能性のために相手の選手を疲れさせてはならない、無駄な時間を使ってはいけない、ということだろう。心技体、素晴らしいスポーツだ。世界中の人気が上がったのも理解できる。

 

ソチにも出られなかった選手、出られても結果を出せず悔しい思いをした選手たち。彼ら達が頑張ってくれた。悔しさをばねに、とあちこちのインタビューで聴いた。皆に励まされ、支えられたおかげです、チームがあってこそ、仲間がいたから、とも。

 

仕事と同じ。仲間がいて、励ます人がいて。一人ではできなくても、大きな力が結果を導いてくれる。

 

素晴らしいオリンピックだった。時差もないのでいつでもTVで視ることができた。残念だったのは、日本以外の選手、競技があまり映らなかったこと。東京オリンピックでは、小さな国、マイナーなスポーツにもスポットライトを与えてほしい。こんな時でないと、出会う機会がない。そう思うと、2020年が楽しみになる。