Science Robotics Meeting in Tokyo | 医薬翻訳のアスカコーポレーション 社長ブログ

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大阪北浜、東京田町にオフィスを持つ医薬・バイオ分野の語学サービス会社 アスカコーポレーション社長 石岡映子のブログ。

Scienceが「Science Robotics Meeting in Japan 2018」を開催する。テーマは「ロボティクスがもたらすチャレンジとチャンス」。3月12~14日、台場にある「プラザ平成」が会場である。2016年にScience Roboticsというジャーナルを創刊し、初めての国際会議を日本で行う。

 

ロボティクス技術の牽引国である日本で内外のエキスパートが一堂に会し、ロボティクス技術について科学と産業について話し合う。ロボティクス技術の可能性とチャレンジ、そして課題を明らかにするのが目的だ。

 

国内外から興味深いテーマが目白押しで、初日の「サイバスロン--ロボティクスの最先端技術を活用した障害者競技」というチューリッヒ工科大学の教授のセッションは注目。「サイバスロン」という身体的な障害のある人が最先端のロボティクスの技術の助けを借りて日常の生活でどのように業務をこなすかを競う競技の紹介であるが、こうした取り組みを通して装置の開発の促進を目指すという。


革新的サイバニックシステムによる社会変革への挑戦〜 サイボーグ型ロボットHAL 最前線、防災および災害対応のためのロボット技術とその社会実装、農業におけるIoT、ビッグデータ、AI、CPSの活用 ~栽培における判断をサポートする「電子案山子(e-kakashi)」の事例紹介、などどのセッションも興味深い。特にこの“e-kakashi”、私は絶対世界の農業を変える、ひいては世界の環境を救う、と思っている。こんなすごい研究や事例が聴けるなんてそれだけでも価値がある。


他のセッションも興味深い。
詳細は以下から。
https://b-event.impress.co.jp/sciencemeeting/
本会議は、原則招待制であるが、一般参加の登録も受け付けている。満席になっているセッションも。都合のつく方は今すぐ申し込んでほしい。

 

2016年、ScienceはScience Roboticsを発刊した。今回、そのFounding EditorであるGuang-Zhong Yang 氏が基調講演をする。Science Roboticsはロボットと応用における進歩を把捉するためのジャーナルである。彼が、そのビジョン、進展、さらには今後10年におけるチャレンジについて話してくれるはずだ。
http://robotics.sciencemag.org/

 

今回は同時通訳がつく。プロの神業に期待してほしい。