白抜き(凹みをつける) | アトリエぽーぽー

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『アトリエぽーぽー』は、創作を楽しむ絵画教室。
講師あけやまひかるは、お月謝袋やレターセットなど、クラフト製品の販売も行っています。
このブログは、生徒さんと保護者さまへ発信していますが、
絵や工作について、みなさまのご参考になれば幸いです。

クリスマスツリー


色えんぴつで、ハイライトなど白い部分を描くときは、塗り残す方法が多く用いられます。

塗り残し部分が、たくさんあったり、細かかったりすると、大変ですね。

その困難を克服するのが、この方法です。


トレーシングペーパーなどの薄い紙に、絵を描きます。

その中で、白くしたい部分を、ボールペンでなぞります。

トレーシングペーパーを取ると、その部分だけ、紙が凹んでいます。

上から色えんぴつでさあっと塗っていくと、凹んだ部分は色がつかないので、塗り残すことになります。


上から色えんぴつで塗るときには、すこし注意が必要です。

芯を尖らせると、凹みの中に入ってしまうので、丸いほうがいいです。

また筆圧を強くすると、全体が凹んでしまい、線がくっくり出ないので、濃く塗りたいときは、やさしく丹念に重ね塗りするようにします。


この方法は、葉脈、たまねぎの筋、雪の結晶、昆虫の羽根などを描くときに向いています。