くろくんとふしぎなともだち | アトリエぽーぽー

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『アトリエぽーぽー』は、創作を楽しむ絵画教室。
講師あけやまひかるは、お月謝袋やレターセットなど、クラフト製品の販売も行っています。
このブログは、生徒さんと保護者さまへ発信していますが、
絵や工作について、みなさまのご参考になれば幸いです。

昨日の講習で、5歳チョコちゃんが私に読み聞かせしてくれた、絵本のご紹介です。

 

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ある日、ひとりだけ箱の中から、お散歩にでかけた、くれよんのくろくん。

テーブルの上に、バスを発見。
「わあ、かっこいいなあ」
くろくんが道路を描くと、その上を、バスがぶるるん、ぶるるん、と走ります。

 

次の日も、くろくんはバスくんのところへ行ってみました。
あれ? バスがいなくて、船がいましたよ。
「わあ、かっこいいなあ」
くろくんが波を描くと、その上を、船がザザザザー、ザザザザー、と走ります。

 

道路や波を描いたせいで、くろくんの頭はへこんでしまいました。

それに気づいた、他のくれよんさんたち。
「毎日、いったい、どこへ行っているの?」

 

くろくんに案内されて、みんなが行ってみると、今日は新幹線が。
「わあ、かっこいいなあ!」

 

みんなは、それぞれ自分の色で、お花、木、湖、建物を描き、画用紙を何枚もつなぎあわせて、大きな街をつくりました。
遊園地もあるし、富士山もあるし、ぞうやきりんもいます。

 

そして最後にくろくんがレールを描くと、新幹線は、かたたん、かたたん、かたたん、と走り出し、みるみるスピードをあげていきました。

 

大変!
速すぎて、くろくんに追いついちゃう!

 

どっしーん

(ここをチョコちゃんは、とっても大きな声で読んでくれました)

 

脱線。

 

くろくんをよけようとした新幹線は、ぐにゃぐにゃになってしまいました。

 

でも大丈夫!

だって新幹線は、粘土だったんです。
なるほど、バスも船も、粘土だったんですね。