昨日の講習で、5歳チョコちゃんが私に読み聞かせしてくれた、絵本のご紹介です。
ある日、ひとりだけ箱の中から、お散歩にでかけた、くれよんのくろくん。
テーブルの上に、バスを発見。
「わあ、かっこいいなあ」
くろくんが道路を描くと、その上を、バスがぶるるん、ぶるるん、と走ります。
次の日も、くろくんはバスくんのところへ行ってみました。
あれ? バスがいなくて、船がいましたよ。
「わあ、かっこいいなあ」
くろくんが波を描くと、その上を、船がザザザザー、ザザザザー、と走ります。
道路や波を描いたせいで、くろくんの頭はへこんでしまいました。
それに気づいた、他のくれよんさんたち。
「毎日、いったい、どこへ行っているの?」
くろくんに案内されて、みんなが行ってみると、今日は新幹線が。
「わあ、かっこいいなあ!」
みんなは、それぞれ自分の色で、お花、木、湖、建物を描き、画用紙を何枚もつなぎあわせて、大きな街をつくりました。
遊園地もあるし、富士山もあるし、ぞうやきりんもいます。
そして最後にくろくんがレールを描くと、新幹線は、かたたん、かたたん、かたたん、と走り出し、みるみるスピードをあげていきました。
大変!
速すぎて、くろくんに追いついちゃう!
どっしーん。
(ここをチョコちゃんは、とっても大きな声で読んでくれました)
脱線。
くろくんをよけようとした新幹線は、ぐにゃぐにゃになってしまいました。
でも大丈夫!
だって新幹線は、粘土だったんです。
なるほど、バスも船も、粘土だったんですね。