今回は売上原価(モノの取得原価)についてです。
例えばモノを仕入れたら、そのモノを運んでもらいますよね?(自社のトラックで運ぶ、宅急便にお願いする、など)
モノを運ぶのにかかる費用(宅急便代、ガソリン代、人件費など)、大体は仕入れた側が負担します。
逆に言えば、運搬費用を払わないとモノを仕入れられないので、仕入れたモノの金額に、運搬費を上乗せする形になります。
これが「売上原価」になり、そこに儲けを上乗せして販売して企業の利益となるんですね。
企業としては物価が上昇したらモノの値段が上がるうえ、それに伴う運搬費も上がるので、泣く泣く値上げに踏み切るしかないんだなぁ、と思うと納得感があります。
ちなみに商品だけではなく、土地の取得にかかる税金(不動産取得税)なども取得原価に含める場合があるので気を付けたいところです(←実際に過去問で間違えた)。
今回はこの辺で。