社債の買入償還について | atsushimatsuzakiのブログ

atsushimatsuzakiのブログ

簿記2級を独学で勉強しています。
勉強した範囲を出来るだけ分かりやすく書いているつもりです。
よろしくお願いします。

今回は、社債の買入償還についてです。

例えば、借金して事業を始めた結果うまくいったとしたら、利子を払ってまでカネを借りてる必要はない、と思いませんか?

そんな場合は、発行した社債を買い戻して利息の支払いを意図的に止めます。

堅苦しい言い方をすれば、「買入償還」と言います。

買い戻す際は時価での購入となるので、やはり帳簿の価格とは一致しません。

帳簿と実際の金額との差が、損益になるわけです。

たとえば、
「額面金額10,000円の社債を100円あたり95円で発行」
した社債を、
「3年ちょうど経った時点で99円で買い戻す」
としましょう。

{D9C18FFB-D47A-4824-99BC-ADE13A804D6B:01}

この場合、年100円価値が上がるので、3年後には9,800円になっています。

しかし、買い戻すためには9,900円払わないといけません。

この差額100円は、「社債償還損」として、費用計上する必要があるわけです。

仕訳にまとめると、こんな感じになります。

{CA7E3E7B-4AB1-4D9A-8F07-6895AC5BBD51:01}


今回はこの辺で。