眩しすぎて | 千野のヒトリゴト

千野のヒトリゴト

アバランチのボーカルが何かブツブツ言ってるだけのやつ

俺にとってはまずまっすぐであるということ自体が眩しい

眩しすぎる

知れば知るほど凄い人ばっかりで、この劣等感とはどうやら一生付き合っていけそうである

 

もう何年前になるかわからないが部屋からテレビを撤廃した

それは疲れからであり、世の中に流れる情報や感性や「これが今は普通なんです」という洗脳じみた大きな流れのようなものであったりそういったものから自分を隔離したかったからで、何を信じたらいいのかなんてわからないままで何も信じてなんてなかったんだけどそれでも惑わされてしまう自分がとても嫌だったから(もし彼女とかいた場合にテレビがあると彼女がテレビばっか見て俺を見てくれないのが嫌だからっていう理由もあるのはここでは内緒)で、そんな

ある種自分の中では世界から自分を隔離して自分の内側にだけ、自分にとっての真実のみに目を向けていたいとそう思っての行動だった

それからもうそのまま続けて今に至るわけだけれども、当初の目的は一定期間においては果たされたものの今となっては唯の世間のことをあまり知らない人になっているだけで、それのおかげで自分と向き合う時間が充分にとれているというわけではなくなってしまっている

 

今はスマホやパソコンでもいくらでもニュースは流れてくるし他人の主観もウザいくらいに流れ込んでくる

 

いっそのことケータイやSNSなどを見れる媒体なども撤廃してしまえばとそう思い短期間ではあるが実行に移したこともあった

あれはあれでとても充実した自由な時間だった、1週間ほど周りの人には迷惑をかけたと思う

その周りの人というものの絶対数が少なかったことがまだ救いだった

 

それはさておき、その流れ込んでくる各種情報や他人の主観について、今俺はそれが必要なことだと思っている

俺が今目を向けるべきは自分自身のそのチンケな真実やら闇なんかではなく、俺ではない誰かと、それもアバランチと関係してくれている多くの人と、聞いてくれるあなたと

向き合うことこそがきっと自分にとっての真実や闇なんかとも向き合うことに繋がると信じている

自分の中を覗き込み続けても「何もない」ということを繰り返し思い知らされるだけである

そこに唯一無二で存在していたと思っていたはずのものたちを他人と比べたり違う形を知ることによってそんな唯一無二ではないと知ることもあるが、それをせずしてそこに唯一無二が存在していると信じきっていたこともあったがその時期はもう過ぎた

一言で言うならば勘違い

 

ただ、そう

 

勘違いとまっすぐは紙一重だと思う

盲信であることに違いはない

 

俺はきっとまっすぐでいるという美しさを求めるよりも、勘違いであるという醜さを恐れた

だからこそまっすぐで美しいものには吐き気がするほど敬意を持っている

 

頭で考えて目指せるものでもないが一人の歌うたいとして俺が憧れるのはきっとまっすぐな歌うたいなはずで

でもきっと近いのは勘違い野郎の方で

 

どうせなら死ぬまで死にそうなほど勘違いをし続けてやりたいものだ

 

きっとまっすぐで眩しすぎる人も自分が眩しい対象であるということは自覚している(これは半々か)はずで、そんな存在で居続けなければならないという自己強迫観念にとらわれ続けて生きていくことだろう

その苦しみを俺は知る由がない

かわいそうに、、、

 

俺は遠くから憧れ続けて手を伸ばしてそれでも届かない苦しさを以って「苦しい」という感情だけを共有して(してるつもりになって)共存しよう

理解なんてする気はないぜあんたらを

 

ただそれでもきっと愛し合うことはできる

それが音楽でありバンドだと思っている

 

 

 

、、、

 

 

昨日(7/22)、そして今日(7/23)と

MURO FESTIVAL2017 を見ていた。正直に言おう。現場ではなくニコ生で。

この2日間の為にしっかりと休みをとって2日間とも最初から最後まで家で見ていた。

そこまでするなら現場いけよって感じだけれど、現場じゃないと感じられないものもあるのは重々分かって居たのだけれど

感じたことや思いの丈を書き留めるだけの道具とスペースと、誰にも気を使わずに自分だけとしっかり向き合える空間が俺には必要だった

 

生で見てないのに言うのもなんなんだけど

なんて最高で素晴らしいバンド達とイベントそして企画者なんだと、そしてその6年の歴史も含めて

愛しかないとか思っちゃうやばい だよ

 

俺たちは、アバランチは、そのムロフェスの後夜祭にここ数年毎回出させてもらっていて、今年も出られるのだということを重く受け止めた2日間だった

 

 

来月の東京はここだけ

 

その先に迎える都内はもうツアーファイナル9月3日です。

まっすぐに。そうはなれないかもしれないけど、そんな眩しいものに対して手を伸ばしていたあの場にいたみんなときっと俺も同じだから

俺は俺の歌えることを歌う

俺や俺みたいな欠陥品みたいなあなたたちにしか歌えない歌を歌おう

 

9月1日 甲府CONVICTION ツアーセミファイナル

 

9月3日 下北沢ERA ツアーファイナル

 

どうかあなたの心の片隅に

 

 

 

 

 

※お知らせ

 

7月26日(水)、この日は池袋KINGSX TOKYOでの弾き語りもありますが

都内のディスクユニオン6店舗にてアバランチの音源

 

「N・O・T/また、朝」

 

「人間として」

の2作品が店頭に並ぶことになりました。7月25日はフラゲ日です。

 

・取扱店舗は関東圏のインディーズ取扱い店舗となります。
 主に、お茶の水駅前店、新宿日本のロック・インディーズ館(BF)、下北沢店、吉祥寺店、池袋店、渋谷中古センターがインディーズ主要店舗となります。

 

まだアバランチを知らないというあなた!是非手に取ってみてください!

複雑な曲もあるんで、ちゃんと覚えてもらって、ライブ会場で一緒に歌いましょう

 

 

アバランチ/Vo.&Gu. 千野洋平

 

アバランチ公式WEB SITE

アバランチ公式LINE

アバランチYouTubeページ