高橋正典オフィシャルブログ「価値組日記」 -4ページ目

右脳を使う

もう30年以上前にもなるけれど、あまり映画を

 

見ない方の私に対してある先輩が

 

こう話してくれました。

 

「映画は、心の運動だ。見た方が良い。」

 

確かにそれは一理あるなと学んだ記憶があり

 

ます。


左脳派の私に対する苦言だったのだと、


改めて有り難く思います。

 

さて、今日経営者同士の会合で、こんな話題

 

が出ました。

 

「経営者は考えることが仕事だが、時には

 

考えない方が良いことがある。

 

考えるときは左脳が働くが、それでは

 

計算されたものしか発想されない。」

 

「成功はアート、「失敗はサイエンス」

 

とも言います。

 

「失敗」には分析すべき要因がある、だから

 

サイエンスであり、「成功」には画一的なもの

 

はない、つまり再現性がないアートであると。

 

再現性がないからこそ、何年も何年も、何冊も

 

何冊も、様々な「成功本」が出版されるとも

 

聞きます。

 

もう少し、右脳を使い視野を広げないと

 

ダメだと気付かされますw

 

親父の小言

私が20代の頃、居酒屋さんのトイレによく


こんなのが飾ってありました。


同年代の方なら記憶があるのではないで


しょうか?


『親父の小言』 です。


色々と心に染みることが書いてあります。


火は粗末にするな
朝はきげんよくしろ
人には腹を立てるな
恩は遠くから返へせ
年寄りはいたわれ
人には馬鹿にされていろ
年忌法事は怠るな
初心は忘れる勿れ
働いて儲けて使へ
不吉は云うべから須
人には貸してやれ
難渋な人にはほどこせ
義理は欠かすな
ばくちは打つな
水は絶やさぬようにしろ
小商ものは値切るな
何事も身分相応にしろ
神仏はよく拝ませ
病気は仰山にしろか
人の苦労は助けてやれ


そんな中でも、私が最も記憶に残っている


のが、最後にある


「さればとて、墓に着物は着せられぬ」


です。


小言を言う強い親父のあとに、弱い人間の姿


を想像させます。


何気に、こんな場所で見たものが、私の根底


に染みついていたのかもしれません(^^;;



しかし…


今もなお、守れない小言があります。


それは… 


「大酒は飲むな」 



賃料高騰が示すこれから

マンション価格高騰は、売買だけのこと


ではない。


賃料もどんどん値上がりしている。


直近の東京23区の分譲マンション賃料は


4,292円/㎡となった。


広めの3LDKだと、約70㎡だから賃料は


30万を超えるということだ。


もちろんこの数字は分譲賃貸なので、


マンショングレードも高く、単なる賃貸向け


のマンションは、もう少し安いが、それでも


これだけ払うなら、いっそ買ってしまおうと


なるのもうなづける。


ちょっと、ネガティブな消去法だが…



確かに金利安の現状で、夫婦共働きなら


購買力も高いから売れるだろうと攻めの


不動産業界だが、転入超過だとイメージ


されている裏側では、こん実態があること


は注意信号だろう。


合計では転入超過でも、それは大学や就職


で来る世代が転入しているだけで、


ファミリー世代、そしてそこにいる子供が


転出超過である


現実が示す近未来は明るくはないと考える


べきだ。


輝ける場所

今月から、障害者雇用をしなければなら

 

ない割合である「障害者法定雇用率」

 

2.3%から2.5%に引き上げられました。

 

これは、障害者雇用促進法に基づき

 

5年ごとに率の見直しが行われる

 

ことによります。

 

障害者雇用を義務付けられる企業

 

は先月まで従業員43.5人以上でした

 

今月から40人以上になります。

 

当社は、そこまでの従業員数ではない

 

ので、義務化の対象ではありませんが

 

7年前から積極採用しています。

 

現在の当社の従業員に占める障がい者

 

の割合は約17%になりました。

 

 

さて、今日は先月から入社してくれた

 

完全在宅の障がい者スタッフの

 

定期ミーティングを、就労支援視察

 

の方も交えて行いました。

 

とても有能なスタッフでして、日々仕事を

 

頼んでいるスタッフからも

 

「もう、独り立ちできてますよ」

 

と言ってもらえてました。

 

それぞれが、輝ける場所で輝き、そして

 

互いを助け合える組織に少しずつ近づいて

 

行ければ良いなぁ。

 

私のあり様

私は、常に経営者としてのあり様を考えて


います。

遡れば、経営者になる前の管理職時代から

自分のあり様を常に意識してきました。

例えばそれは、こんな言葉がベースにあったり

もします。

「経営者の器以上に会社は大きくはならない」

さらにそれを組織に落とせば

「リーダーの器以上の組織には発展しない」

経験上、確かにそれは真実です。


だからこそ、日々悩みます。



組織において常に私が求められるものは


常にを上を目指し


常に新たなビジネスに気づき


常にそれを具現化し


常に未来を灯す


というものだと。



もちろん、これはこれで正しい。



しかし、少しだけ最近違う視点で気づくことが


増えました。


それは、私が新たな何かを常に社内に提供


できる存在であるから組織は発展するのか?


という根本的な自惚れからの脱却です。


新たな何かを生める仲間や組織があるから


こそ、私の存在価値があるのではないか?


「0」→「1」


これが最も難しいと言われます。


しかし、私が経営していてもっと難しいと


思っているのは


「1」→「2」 です。


「0」という「無」から「有」を生み出すことも


難しいけれど、それはある意味確率論でもあり


博打でもあります。


失敗の中で生まれる何か?を探すものでもあり


ます。


さらには「チャレンジ」という言葉で許される


ことも多い。


しかし、「1」をさらに拡大させるのは確率論


では済まされず、「チャレンジ」という言い訳


も許されない。


きっと、当社のスタッフはこの「1」→「2」


いや「1」→「10」にするためにもがいている


のではないか?


そんなことも気づかされます。



今日、少し離れていたスタッフの仕事している


顔を見て、グッと来るものがありました。


気づいていない鈍感さを反省しつつ、今一度


今ある我々の大切に生み出した「1」をさらに


価値あるものに高めようと頑張る仲間…


そんな難しく「解」のないものに日々挑む


仲間の日常をもっと応援することもまた


私のあり様なのだと気付かされました。









張り付く桜の花

近所の桜は、まだ頑張ってます♪


さて、そんな桜の花は車の天敵なんだそう


です。


晴れた日ならともかく、雨の日に張り付いた


桜の花は剥がれないらしく、実は私の車にも


ここ数日しつこく張り付く花が…^^;


なので、今日洗車して剥がしました!


天気も良いし洗車日和でしたので。



さて、この張り付いた桜の花、実は


先週のあの突風が吹き荒れた火曜日の


ものです。


そう、母の告別式の時…


そんなことも含めて、洗い流しました。


さぁ、今週から改めて頑張りますw

潮目の変わった2023年

市況感を読み解く際に、企業倒産の実態


が参考になります。


特に、メディアでは注目に値する企業の


倒産のニュースの方がキャッチーで話題に


なりますが、事の真相を把握するには、


倒産規模以上に件数が重要です。


つまり負債総額ではないのです。


コロナ禍から日常に戻り、多くの飲食店が


活況を取り戻したように見えます。


他ならぬ私も、「予約取れないなぁ」と


すっかり回復基調だと思い込んでいましたが


どうやら、それも2022年までだったようです。


2023年は、過去最高の倒産件数(負債総額


1000万円以上)となっています。


確かに、2022年と2023年で潮目が変わった


ということを実感しているのは、多くの経営者


の共通認識でした。


スタバからのメール

スタバから届くメール。


あまり反応することはない。


しかし、これは流石に反応してしまったw


メロン好きには、無視できない商品である。


明日にでも食す♪



値上げする論拠と価値

今朝の日経では、マンション建築費の再上昇

 

が取り上げられていました。

 

タイトルは、マンションですがグラフにある

 

ように木造も同じく再上昇です。

 

 

それにしても、この1ページにある記事

 

は全て、「高」「最高値」「増える」「上昇」

 

という内容です。

 

恐ろしい状況だと言えます。

 

 

この状況が続くとどうなるのか?

 

それを我々は想像しなければなりません。

 

昨年来、私は何ども「コストプッシュ型」

 

の値上げは、賃金上昇につながらないと

 

指摘してきました。

 

12月のブログでもこの「コストプッシュ型」

 

で消費が行き詰まることが間違いない

 

近い将来に向けて、「ディマンドプル型」

 

でしか生き残れないと書きました。

 

 

つまり、消費が追いつかない程に

 

総じて値上げされた行く末は、

 

「消費者に支持される高値」

 

「消費者に支持されない高値」

 

に分かれるということです。

 

後者は間違いなく「値下げ」せざるを

 

得なくなり、収益を悪化させます。

 

周りが上がっているから、うちも値上げ

 

という時期はそろそろ終わります。

 

我々は、値上げする論拠と価値を示さね

 

ばならない時期になっていくということを

 

今一度、社内でも共有したいと思います。

 

 

最終回@コラム@リフォーム産業新聞

1年間に渡り、連載させて頂きました

 

リフォーム産業新聞社のコラムも今月号で

 

最終回を迎えました。

 

当初、新聞社様から「リフォーム業者は

 

不動産業に参入すべきだ」との熱い思いと

 

私も同じ主張であることからスタート

 

しましたが、少しは伝わったかな?

 

 

最終回は、「不動産業」と「リフォーム産業」

 

とがコラボできない決定的な理由として

 

「型」の違いについて書きました。

 

コラボが難しい以上、どちらかが他方の

 

業種を凌駕するしかないのです。

 

 

しかし、コラボが実現しない本当の決定的

 

な違いは「人」の違いであることは、

 

オブラートに包んでおります(^^;;