黒川伊保子「日本語はなぜ美しいのか」読みました | ハングルだらだら 韓国語勉強日記

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思ったことや気付いたこと、調べた単語や買った本など・・・
韓国についてのことを記しておくブログ。

最近、こんな感じの本をよく読んでるような。

日本語がどうとか、言語ってどうとか・・・



黒川 伊保子
集英社
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母語、母国語の違いや、人間が生まれてからどのように言語を習得していくかに触れながら、

日本語を捨て去ろうとしている人たちや、早くから英語教育をはじめる保護者たちに警鐘を鳴らしています

他の言語の、威嚇的な激しい子音主体の言語と違い、
母音主体の穏やかな言語、日本語。
言葉を発した時の「語感」を元にした筆者の研究をもとに、
言葉と感覚のつながりや、そのつながりによる文化の違いにまで内容は及びます。




面白かったです!


自分にとっては。



言葉を発するときの口の形が感情にリンクしていることは、
考えてみれば当たり前なような気がしますが、細かく調べて提示されると説得力があります。

ただ、「感覚」について本当に感覚的に書かれているところがあり、一瞬「これは筋の通った分析ではないのでは」と思うところもありますが、
仕方ない部分ではあるかな、と思いました。

アの音は開放的、イの音は横に引いて緊張する感じ、ウの音は包み込む感じ・・・など。

一冊を通してこういった書き方がところどころ出てくるので、それを「うさんくさい!」と思う人は読めないかもしれません。







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