子供が生きるための本能 | 日々一筆

日々一筆

なんでもない日常を。。。


おさな子は健気だ
生きるために、親に気に入られようと必死だ

可愛らしい絵を描いては
『いつもだいすき』と手紙を書いては
おしりを振って見せては
『おかあさんのごはんおいしいね』と言ってみては
ほっぺたにキスしてきては

書ききれないほど、色んなことをしてみせては

わたしの笑顔を、心待ちにする



わかっているから、大げさなくらいの笑顔を浮かべ

上手だね、とか
可愛いね、とか
おりこうさんだね、などと褒めて頭を撫でてやる



母性本能が子を生かすための機能なら
こうした子供の行動もまた、生きるためには親に頼らざるを得ない間の処世術なのだろう



我が子のこうした姿を見て、こんなに一生懸命にならずともじゅうぶん愛して大切にするのに…と胸がチクリとするのは、わたしだけなのだろうか