美容師の評価基準って? | 茗荷谷美容室、オーナーのブログ

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僕たちはていねいであること、安心であることに徹底的にこだわります。

文京区 茗荷谷 本郷3丁目 美容室
ビューティズム


僕がそう感じているだけで、
見当はずれかもしれませんが。




僕が美容師になった20年前から

「指名のお客様がたくさんいること」
「より多くの月間売上げを上げる事」


この二つは美容師の評価基準でした。
そしてそれは今もそんなに変わりません。


「今、月お客さん何人??」
「月いくらやってるの??」

同期の美容師が集まれば、
そんな会話が飛び交います。

上手いから指名が多い。
上手いから売上げが高い。





素晴らしいと評価される、
月間指名数。

200名、300名、400名、、、

多ければ多いほど評価は上がります。


しかし、


必要なアシスタントの数も
どんどん上がっていきます。



名声を得るためには
たくさんのアシスタントを使い、
たくさんの売上げを上げる事。



それがあまりにも当たり前の評価でした。



しかし今、アシスタントは激減しています。

それに加え、

アシスタントの期間は
年々短くなり、
2年〜3年でスタイリストを名乗ります。

どれだけアシスタントという期間を過ごしている
美容師が少ないかは想像に難しくありません。



簡単に言ってしまえば、


アシスタントありきでの
評価を当たり前にしてしまった。


素敵なスタイルをつくるスタイリスト、
雑誌に載るようなスタイリスト、
つくるスタイルは素晴らしいとしても、、、

「で、月にどのくらいお客様いるの?」

大体最後はこんな話になる。





本来であれば、
どのくらいたくさんのお客様を担当したか?
どのくらいたくさんの売上げを上げたか?


そんな事を評価の対象にしてはならないはず。
(だから面貸しフリーランスの地位は
いつまでも上がってこない。
他にも大きな理由はあるが。。。)


これからの時代を鑑みると。、

アシスタント無しでは成り立たないなんて、
いつまでも補助輪外せない子供の
自転車みたいなものかもしれない。



評価基準は、、、
(ここでは技術的な部分は
あって当たり前という前提条件で)

「利益額は?」
「利益率は?」




会社から、
たくさんの集客コストをかけてもらって、
たくさんのアシスタントを従えて、
ものすごい売上げを上げる。。。


果たして今、それが評価基準だろうか?


どこのお店もアシスタントが足りない。
疲れ果てたアシスタントが辞めていく。
成功への道が絶望的に険しい。


そしてスタイリストになっても、


必要以上に高い売上げを要求され、
安い給与で長時間労働。。。



昔、
「月間売上げ1000万円!」
「指名400名!」

なんてスタイリストがいたら
ぜひ話を聞いてみたい!!
そう思いました。



しかし今、そう言った話を聞くと、
「ふ〜ん。いい会社ですね。今は、、、」
(((゜д゜;)))



ただ、そう思います。

今、尊敬している美容師さんがいます。
悔しいので詳しくは言いませんが((((((ノ゚⊿゚)ノ


その方達の
月のお客様の数は、
多くありません。

しかし、一人一人のお客様を大切にし、
お客様から正当な対価を頂いています。

売上げはとても高い。
しかし、アシスタントはほとんどいません。


若い子ばかりでは決して無く、


心からきれいでありたいと願う、
ミセス、マチュア世代のお客様を
とっても大切にしています。


今、美容師の評価基準が変わってきています。

それに気付いていない経営者は
給与の評価基準を間違えます。


利益率
利益額
生産性
人時生産性


きちんと評価すべきところをみなして
評価すべき人にスポットを当てる事。

それが今後大切なのではないかと、
僕は思います。