相手にアナタの要求をのんでもらうには? 〜手綱を手放すアンダーコントロール〜 | 永遠のホリデー(^O^)/

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※Facebookのつぶやき転載
・ヤル気とは?
ヤル気出せ、お前はヤル気がないんだ!

『ヤル気』って何なのでしょうか?
まず、ヤル気とは『やろうとする気持ち・行動しようとする気持ち』の省略です。

では、具体的に何を『やって欲しい』のでしょうか?
大抵の場合は『命令者の要求に対して、適切に行動して結果を示すこと』ですので
『お前はヤル気がない!』というセリフは『お前は思い通りに行動しない!』という意味になります。

何故、他人は思い通りに動かないのでしょうか。
命令者は要求をゴリ押しする前に、アプローチの仕方を考え直す必要があります。

・人が行動に至るには順番がある
行動の前には 思考があります
思考の前には 感情があります
感情の前には 感覚があります
感覚の前には 意識があります
意識の前には 無意識があります

社会も学校も行動思考ばかり持ち上げ、闇雲に「ヤル気を出せ!」と責めたてますが
ヤル気を出させたいのに、いきなり行動だけ求めるのは無謀というものです。

人間とは
自分がしたい事には 無条件に積極的になります
したくない事には  条件と納得を求めます
どうでもいい事には 無条件に消極的になります

大人も子供も、男女もみんな同じ(当たり前ですね)

行動を求める前に   思考を納得させましょう
思考を納得させる前に 感情を揺さぶりましょう
感情を揺さぶる為には 感覚を理解しましょう
感覚を理解する為には それに意識的になりましょう
意識的になる為には  相手と自分の違いを受け入れる余裕を持てるように、無意識下の葛藤やトラウマを解消しましょう。

・必要性を説くだけでは不足
自分が求めることに対して、他人を積極的に行動させるには
相手の思考を納得させる以上に、感情や情動を呼び覚ます必要があるのです。

理屈攻めで思考のみに訴えかけ、説得し倒すという手も可能ですが
納得は満足を得る為の手段でしかないので、手段を目的に変換する過程で精神力と体力の消耗を伴います。
変換の為に生まれたロス(負担・消耗)に対しては、その分の見返りを要求する気持ちが発生します。

「そちらの言う事を聞いてやったのだから、こちらの言うことも聞け。取引に応じた見返りをよこせ。」
その請求に応じることが出来ないと、相手は損をした気持ちになるので、結果としてあなたを憎みます。

人は嫌いな相手には非協力的になりますので、次に言う事を聞かせたい時
さらに相手の感情を無視した命令をするか、反抗しないように恐怖を与える必要がありますが
それではさらに嫌われるので、最早悪循環にしかなりません。
エスカレートすると関係の崩壊を招いてしまいます。

反対に、感情や感覚に訴えかける方法だと、それ自体が満足であり目的となるのでロスがありません。
要求をのむことが、自分にとって良い結果になるという信頼性が築かれるので
継続的な行動を望めますし、あなた自身にも好意を持ち協力的になります。

・いかがでしたでしょうか?
仕事、子育て、家族、恋人、、、どんな人間関係にも当てはまることですが
他人に思い通りに動いて欲しい時、ヤル気を出して欲しい時
手綱を握りしめ振り回すほど、抑えつけるほど、相手は抵抗して暴れます。

『こちらの望み』
『相手の望み』に出来たなら
いちいち要求する必要もなく、自発的に(勝手に)動いてくれるようになる
相手の隠れた望み(潜在ニーズ)を引き出す提案術こそが、人を動かす能力なのです。