妊婦は会社の迷惑?→弱小企業は妊婦ひとり養う余裕がないだけ | 永遠のホリデー(^O^)/

永遠のホリデー(^O^)/

おへちょWEBデザイナー、元ソーシャルゲーム企画運営
おすすめアプリ・WEBサービス・フリーソフト・ガジェットなどの紹介
IT系のちょっとした小技・テクニック
心理・精神(スピリチュアル)に関しての考察コラム
夢日記、ハーブや野菜などの園芸記録など

※Qちゃんとの雑談まとめ

妊娠したので育児休暇をとろうとした女性社員。
しかし育休が認められず、週3日の契約社員になるか、自主退職するよう迫られたという。
元記事:http://www.huffingtonpost.jp/2015/10/22/matanity-harrasment_n_8363530.html

このニュースのコメントが以下に別れた
A:ふざけた会社だ!そもそも労働基準法違反じゃないか。社名晒せ!!
B:当然の待遇。妊娠や育児で仕事出来なくなる奴なんか会社にいらねーよ


ABのバランスはそれを取り扱うサイトによって異なり
大きめのサイトの場合はA、男性ユーザーに偏るサイトはBの傾向が強かった。

まずA派の言う通り、育児を理由に社員を降格・減給・退職させるのは
れっきとした違法行為です。

参考:育児休業:降格と減給は違法と判決
http://1995consultant.com/weblog/20111227/

私はA派であるけど、B派の理屈も理解できなくはない。
ただし、B派の理屈は組織の腐敗を正当化しているだけなんですよ。
まるで社会人としての正論のような口ぶりだけどさ
「弱小企業の組織としての腐敗」からは目を背けているんだもの。

自分が必死に働いているのに、子供が熱を出したと遅刻・早退が認められる。
そんなのズルい、許せない、イライラする!!
自分の方が働いているのに、拘束されているのに、苦しいのに・・・!!
結局、日々が辛くて余裕がないが故の「妬み・僻み」B派の本音なんです。

妊婦一人抜けただけで全体が傾くような会社は、それだけ余裕がないと公言するのと同じ。
『1人で2~3人分働ける社員を最低人数分雇わないと経営が回らない』
これが育児休暇を認めない中小企業の実態なんです。

実際に、大手企業ほど積極的に社員の育児環境を整えていますからね。
同じように出来ない企業は、その理由を自身の力不足とは認めたくない。
B派も自分がちっぽけな会社に勤めているとは認めたくない。
だから自身の責任は棚上げで、『妊婦は悪だ』という空気を作る。
自分と同じだけの苦痛を負わない者を否定し、攻撃しようとする。

経営難のしわ寄せを社員に背負わせるのは、責任者の責任転嫁なんだよね。
最初から自分ひとりで出来る範囲の事業をすればいいんだよ。
経営者の高望みと無理な背伸びこそ、雇用者に負担を強いている。

社会活動をする為に人間活動をヤメロというのは、奴隷扱いに他ならない。
人を豊かにする為の組織なのに、組織を維持する為に人を犠牲にするなら本末転倒でしょう。
『雇用』とは、金の為に個人を奴隷にして良いという契約ではないのだから。

子供は親だけが育てるものではなく
国や企業が親を守ることで、共に育てていく存在。

国が国民を守らない責任を、企業が社会人を守らない責任を放棄していては
富裕層以外、誰も子供を作れなくなる。

国が国民を、企業が雇用者、奴隷が奴隷を食物にするような共食い状態を止めるには?
そういった企業に金(エネルギー)を流さないことが一番。

情報化社会と飽和した流通の中で、イメージダウンは即企業戦争に負ける命取りになる。
(ワタミやマクドナルドが良い例)

中身のない空気には、中身のある強い意志で対抗を。
空気は風船のように大きく見せかけているだけで、少し突けば消えてしまうから。
『お前だけ争ってどうする?』と嘲り脅しても、空気にとって本当はそれが一番の脅威。

この暴走の果てに、取り返しのつかない段階になって後悔しても遅いから。
我慢や泣き寝入りをやめて、立ち上がり意志を表明しよう。
自分の意志をネットにのせて公表すれば、たくさんの意志が集まってくる。
一人じゃ立ち向かえなくても、繋がることでチカラを得るからね。