【今後のコロナ美容室倒産・閉店】を読み解いてみる | 美容室業界のタイガーマスク(革新者)網野三之助

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美容室業界のタイガーマスク(革新者)網野三之助 多くの美容室を救う為にすべて行動し情報を発信しています。職業は【ハイパービューティークリエイター】としておきます(笑)

多くの美容室経営者が気にしてる事。

 

それは今後どのようなサロンが閉店していくのか。
 
 
 
一部の定義では一人サロンや小規模サロン、フリーランスは強いという噂があるがそれは本当なのか?

 

網野の経験から紐解いていこう。
 
 
 
まだまだ状況が落ち着かないというか見通しのつかないコロナ不況。

 

そもそもウイルス収束の見通しがついていないから当たり前ではあるのだが。
 
 
 
4~7月の4か月間が終了して見えてくるものもある。

 

そして予測できることも。
 
 
 
正直4ヶ月だけですべてを把握することは難しい。

 

ウイルスの収束もわからないわけだし。

 

そして本当の不況はこれからであるのは間違いない。
 
 
 
どれくらいの規模になるのかはウイルスの収束がどれくらいの期間かかるかにもよるからだ。

 

どれだけそんなに危険なものではないと言ってもウイルス自体がワクチンなどで収束しない限り人の動きは鈍る。
 
 
 
それが人間の心理だし動きはそこからだ。

 

平常時のように人が動かなければ経済は完全には回っていかない。

 

回っていきだしても既にダメージを受けているから回りも悪い。

 

これが不景気だ。
 
 
 
この喰らったダメージがどれくらいかというのがまだまだわからないのだ。

 

まだ食らい続けているから。
 
 
 
殴られ続ける試合はまだ終わっていないのだ。

 

試合中だしラウンドの時間もわからないという状況。

 

かなりカオスな試合。。。
 
 
 
だからどれくらいのダメージかなんて試合が終わらないとわからないという事だ。

 

試合が終わる前に倒れるものもいれば、試合後に倒れるものもいる。
 
 
 
倒れれば次の試合にのぞめないというのが経営の試合だ。

 

復活・復帰する人もいるけどほぼ多くの人が引退する。
 
 
 
話を戻すがではどんなサロンが潰れていくのか?

 

今現在は一人サロンや小規模サロン(2店舗以下)やフリーランスが今回のコロナでは強いと言われている。

 

日本の美容室業界のおそらく90%以上がこの規模だ。
 
 
 
現実的に言うと潰れにくい業態規模であるのは確か。

 

大きな固定費となる人件費と家賃というのが比較的低いから当然と言えば当然である。
 
 
 
しかも今回はかなり充実した給付金・助成金・補助金、そしてハードルの低い融資が実行された。

 

規模が小さければ小さいほど有利なものだ。

 

でもこれも長くは続かない。
 
 
 
実際に国や地方自治体も一波目で財政は切迫してる。

 

今後ここまで充実した支援策はなかなか出てこないだろう。
 
 
 
ワクチンでも出来て収束の見通しがつけば尚更だ。

 

経済的刺激を与えるのに税金を投入したとしても個々の企業や個人に回ってくることは考えにくい。
 
 
 
むしろ疲弊してしまった財政を整えるのに企業負担・国民負担は当然増えてくる。

 

これも当たり前なのだ。簡単に言えば増税であろう。
 
 
 
コロナの収束が見えてからが不況の本番がやってくる。

 

そんな中、どう自分のダメージも回復させるかという難しさも出てくる。
 
 
 
ワクチンの目処は立ってきてるらしいが来年の春。

 

では来年の春から元通りになるのかと言ったらそんなわけがない。

 

不況ってそんなに甘くないから。。。
 
 
 
 
ウイルスより伝染していくものだと僕は思っている。

 

今の美容業界は規模が小さいところが多く、支援策によりとりあえず止血はされたと思っている。

 

でも根本的な治療はされていないし傷を縫われているわけでもない。

 

いつでも血が噴き出してくる状態だ。
 
 
 

これをどう止めて根本的な治療をしていくかが生き残れるかどうかの境界線となってくる。

 

秋から年末をしのぎ、年明けから春までを粘り、春以降からが本番だ。
 
 
 
今の状況から見ると小規模サロンは春までは耐えられるサロンも多いと思う。もちろんすべてではないけど。

 

今、厳しいのは比較的規模が大きいところ。
 
 
 
既に縮小は始まっていたりもするけど元々業績が悪かったところはコロナで早々にとどめを刺された。

 

年末までにどんどんオモテにも出てくると思う。
 
 
 
業績はそこまで悪くなく超緩和された融資によって普通より生き延びてしまった比較的規模の大きい会社もある(笑)

 

そこで復活できればいいのだが僕から見るとゾンビ状態。

 

これは小規模でも多くある。
 
 
 
 
その辺が来年春以降に明らかになっていくと思うし返済が始まる2023年以降にも続々と実はゾンビだったという事が発覚すると思う。

 

ゾンビなのに業界誌で経営を語ったりする者も出てくるだろうw

 

まぁそれは今に始まったことではないが(笑)
 
 
 
では普通にある程度やってる小規模サロンは来年春以降も安心なのか?

 

正直、それはない。
 
 
 
元々、小規模サロン、それも規模が小さければ小さいほど、固定費リスクは少ないものの元々経営的リスクは大きい。

 

これも当然の話でコロナだから不況だからというわけでもなく例えば最小である一人サロン・フリーランスはその人に何かがあれば終わりとなる。

 

これまでにそういったものもたくさん見てきた。
 
 
 
 
このリスクが無くなってるわけではない点。

 

もう一つは春以降、生き残れたサロンは更なる生き残りをかけて対策に乗り出す。

 

もちろん規模の大きいサロンも。

 

そこでマンパワーやスケールパワーが重要な部分も出てくる。

 

戦略も立ててくる。
 
 
 
 
一人サロンやフリーランス、もしくは1店舗数名のサロンはマンパワーやスケールパワーというものは出せない、物理的に。

 

小規模ならではの戦略は立てれるとは思うけど不況の波が高ければ高いほど厳しくなる。
 
 
 
 
では小規模サロンはどうしていけばいいのか?

 

やはりコツコツと春までに必死に経営武装していき波を上手く乗り越えられる経営テクニックを習得することである(美容技術のテクニックじゃなくてね)
 
 
 
だってサーフボードから一気に大型船にはなれないからね。

 

大型船は大型船で気を付けなければいけない部分がある。

 

それは方向性。
 
 

 
それを間違った方向に舵を切ると波が高い分、横波を受けて沈没する。。。

 

穴ぼこだらけの船底だったらどういう風に舵を切っても沈没してしまうけど。
 
 
 
そんな船はとりあえず春までに穴ぼこを塞いでいく事をおすすめする。

 

荷物が多すぎるなら捨てる必要もある。
 
 
 
穴が開いてることに気づかず先ばかりを見過ぎて沈没していったサロンも過去少なくはないからね。。。

 

航路がどうとか、あの島には宝があるとか、カッコつけたこと言ってても船底が穴だらけなら沈没してカッコ悪いだけだしw
 
 

とりあえずここから3~4年を見通せば潰れるのは規模の問題ではなくなる。

 

どんな規模でも潰れる可能性はあるし生き残る可能性もある。
 
 
 
ただ潰れ方が違うだけだ。

 

共通するのはお金が破綻するという事だけかな。