という仮説を昨日書きましたが、
関連した話題を思いついたので
書きます
みなさんは
暗算するとき目玉がどこかを見ませんか?
日本人はたいてい 上を見ます
そういう姿を見た記憶はあると思います
※最近は暗算自体をしないのでそういう人を見る事も
ありませんが。。。
これがまた、世界はみんなそれぞれ違うのです
なに人がどうだったか というのは
調べた事があるんですが
【ドイツ人は「左下を見る」と言う人が多かった】
それに
そういう本も(英語ですが)読んだ事があります
あれは やはり
考える内容によって アクセスする脳の部位が
文化的にもそれぞれ異なるという
ことだと
思いますが
日本の文献でそういうものの例を知りません
※ご存知の方がいたら連絡下さい
この話はこれで終わり
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暗算でまたまた思い出したんですが、
以前 インド人の技術者(全員ケンブリッジ大学卒)と話したとき、
何桁のかけ算まで暗算を習ったか、と聞いてみた。
(日経ビジネスにインドのソフト会社の起業オーナーだったかのインタビューがあって、
その人は学校で暗算を99×99までやったという話をしていた)
そしたら「それは学校によって違う」そうだけど、
それでも15×15まではやった、とか言っていた。
日本は何桁までするのか、と聞くから9×9だ、と答えたら
「なんだ、少ないんだね」
と言われた。
この話を友人(日本人)にしたら、こう言ってました。
「あのね、私たちは10進方の体系で数学的処理をしてるんですよ。
だから一桁(9×9まで)やったら、あとはその応用しかない。
2桁をまで暗記するのはまったく時間の無駄だ。
9×9ができれば2桁なんて暗算ですぐできる」
と言い返してやれば良かったのに。
実際だからこそ9×9までなんでしょ。
まあ平方根なら三桁でも四桁でも覚えていると役に立つかも。
わたしはこう答えた。
ゆっくり考えればそういう話もできるけど(笑)
脊髄反応で二ケタのかけ算の答えが返ってくる、
というのはやっぱり驚異ですよ。
そしてそれがインドの何かの下支えになっているのかもしれない。ので。
日本にはソロバンがありました
※今は見かけないですが
ソロバンができる人は数桁同士のかけ算の暗算ができました
※そのとき目は上を向いている人がいたのは記憶にあります
この、
ソロバンという言葉に象徴される「計算の能力」って高等教育の第一歩のような印象がありましたが、
実は指だけを使って15×15までの数のかけ算は世界中でひろく行われていたという話を後に読みました。
方法はこうです。
■ 初めに8×6の例
片手に指3本(8-5=3)を立てる
反対の手に指1本(6-5=1)を立てる
この、立てた指の合計が10の位
曲げている指(2と4)の積が1の位
こたえ48
■ 次に二ケタ 12×13の例
片手に指2本(12-10=2)を立てる
反対の手に指3本(13-10=3)を立てる
この、立てた指の合計が10の位
曲げている指(3と2)の積が1の位
これに100を加える
こたえ156
この方法は15までの数の組み合わせならどんな数でも指でかけ算できます。
インドで15×15まで暗記を学校でやった、というのは、
九九を増やしていってこのへんで止めとこうという事で15になったのではなく、
このことと関係あるのかなとぼんやり思います。
出所:「異文化との出会い!子どもの発達と心理-国際理解教育の視点から-」
子どもの発達と心理―国際理解教育の視点から
井上 智義
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日本の冬の草葉
2012.1.3 横浜市都筑区