発音の話をしたので思い出しましたが
以前、近所に Sarah という名前の女の子がいました
ベルギー人です
この S の読み方が ヨーロッパ言語の中でも
いろいろあるのです
ドイツ語だと S は濁音(ズ)です
英語のSは清音(ス)です
また、Sa をどう発音するかも
いろいろあります
サー
ザー
サ
ザ
セイ
ゼイ
家内(ドイツ人)はこの子を ザーラと呼んでいました
学校の英語を話す友達の間では セーラです
兄妹からも英語の時はセーラでしたが
フレミッシュ(ベルギーの言語のひとつ)ではサーラァなのです
あるとき本人に聞いてみました
「どっちなの?」と
すると
「セーラは English Nameよ 」
と言いました。
どっちでも良いらしい。
自分の名前を
その時話している言語によって
異なる発音で呼ばれる事に
この子たち(バイリンガル)は違和感を持たないんだなぁ
と感心したのをよく覚えています
名前=アイデンティティではないのだろうか?
そんなことを考えていたら
ふと気がついた事があります
「名前を正しく発音されないでも平気」
なのは実はみんなそうなんじゃないか?
外国語で発音される自分の名前って、
日本の名前とはぜーんぜん音が違うでしょ?
でも平気ですよね。
それと同じ事か、と。
違うか?(^^;