中野剛志さんが09年の政権交代選挙についてこう言っていました。
「多数の日本人は、民主党に政権担当能力がないのをわかっていて、自民がダメだから、お灸を据えよう、などとふざけた理由で投票した。」
私は、この当時はお花畑だったのですが、この政権交代選挙において、捻じれが解消され、民主党による悪夢の3年半が始まりました。
その民主党の悪政のおかげて私が政治に興味を持ったのですが、それはここでは置いときます。
さて、間近に迫った参議院選挙はどうでしょうか?
安倍政権の打ち出す数々の売国政策は、ネットを調べればすぐにわかるものであり、安倍信者、また安倍信者に踊らされる人々も安倍政権が日本を良くするとは思っていないと思います。
具体的に言えば、デフレ脱却、自主独立、インフラ整備、防災などが進まない、もしくは後退することは目に見えています。
TPP、道州制、移民政策、特区、インフラ自由化など、政策を吟味すれば、これは明々白々であり確証をもって明確に言うことができます。
こんな安倍政権を前にして、今の多数の日本人は、「民主よりはマシだから」「他に代わりはいないから」などと、ふざけた理由で、自民党に投票しようとしています。
これは、まさに、09年の政権交代選挙で民主党に投票したお灸層と全く一緒ではありませんか!
今度は民主党にお灸を据えるために自民党に投票するのですか?
日本を主語にして考えれば、安倍政権の打ち出す政策をいかに止めるか、日本のためにどのように票を使うべきが真剣に考えるべきです。
悪くなるのがわかっていて、自民党に投票するのはふざけているとしか思えません。
少数派は真剣です。
私が参考にしてきた人々は、多数派を前にしても、情報を集め、勇気を持って議論に応じ、馬鹿にされ、けなされても主張をしています。
選挙までもう少しです。
多数派に流され安心するのではなく、少数派の言葉に真剣に耳を傾けてほしいと思います。