挑戦する勇気。 | ブレインコミックス オフィシャルブログ「ブッコミブログ」Powered by Ameba

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思い返せば、数えきれないほどの挫折を味わってきた。




悔し涙、悲し涙を流したのも、1度や2度じゃない。




流しきれない程の涙を流した後、失ったものに気付く。



周りからの期待、築いてきた地位




でもそのたびに立ち上がってこれた。



19歳の時、
初めてでたライブ大会で準優勝し
勢いもそのままにテレビ東京『流派-R』で取り上げてもらったり、
周りの期待も、見に来てくれるお客さんも目に見えて増えていた。



でもその次の年、僕はすべてを失った。



自分のはもちろん
誰かの曲を聴くのもライブを見るのもいやだった。
音楽番組をみるのもいやだった。
毎日朝が来るのもいやだった。



このまますべてが終わってしまえばいいのに。
本気でそう思っていた。



いっそのこと逃げ出してしまえばよかったのかもしれない。
でも僕には逃げる勇気すらなかった。


その時気付いた。


失ったのは周りの期待や、見に来てくれるお客さんの数、
それ以上に勇気だったことに。



毎日現実逃避しながらも、迎えた久しぶりのライブ。



ステージに出る前に覗いたステージ前には、


今まで身を乗り出すほどに押し寄せていたお客さんの姿が嘘だったかのように、
自分たちの時間になるとほとんどの人が去っていた。


その時感じたのは、淋しさでも悲しさでも悔しさでもない。



怖い。



ただただ、恐怖しかなかった。



でもその時のライブが、また自分が立ち上がるキッカケになった。


今まで指が何百本あっても数えきれないほどのライブをしてきた。
でもその1つ1つを鮮明とは言えないにしても覚えているが、
この時のライブに関しては、内容は何一つ覚えていない。


自分でも思い出したくないほど、ひどい有様だったんだと思う。



それでもなんでこの時のライブがまた自分が立ち上がるキッカケになったか。



それは、そんな姿になってもなお、ステージの一番前にいてくれた人がいた。

誰もいないに等しいフロアで、誰よりも大きな声で反応してくれた人がいた。

情けなくて気まずそうにしている自分に、思いっきりの笑顔をくれた人がいた。



そんな人たちの姿を見て、僕は誓った。

新しい自分に挑戦し続けようと。

そのための勇気。

ぼくはそれを強く握りしめて立ち上がることができた。





あれからもう10年以上が経つ。





その間にも数え切れず書ききれない程の挫折や困難があった。




投げ出しそうなときも、
悔しくて悔しくて眠れない夜も何度も味わってきた。



でも、あの時もらった言葉や、勇気。

新しい自分に挑戦する勇気だけは失わなかった。




2010年、前身のグループで250人のワンマンライブ成功させた後、
自分はまたフリダシに戻った。


でもみんなで挑戦し続けてきた。


そのおかげで新しい仲間、、
たくさんのチャンスに出会う事が出来た。





もし自分に武器があるとすれば、

それは歌のうまさでも、容姿でもなんでもない。



挑戦する勇気。



何度だって新しい自分に挑戦し続ける勇気。



あの日取り戻した、手に入れた勇気。
これがぼくの唯一の武器だ。



5/3ぼくらが挑戦するステージ。
この勇気をもって挑む。



僕らの勇気を見届けてほしい。





あの日、僕に勇気をくれた人たちは、
今も変わらずに、今も欠かさずに、ぼくらの姿を見ていてくれている。
5/3Zepp東京。
必ず成長した姿を見せる。