さて、この状況。
2 8 J K
の時、貴方は8を切りますか?
ストレート脳嫌いの方は切らないと答えるでしょう。
ストレート脳を気にしない方は切ったでしょう。
結論から言えば、この状況では8切りは許されます。
何故なら、実はこういう状況でした。
五番手が仮に7を出しても、こちらがストレートを作りさえすれば9がでているこちらが先行となります。
そして、手役判定でストレート同士となったらこちらが勝つ、しかも、相手の最大手役がストレートであるならば、楽ストで手役が作りやすいストレートがベストとなります。
この状況、相手の手役を見ていれば8切りが良いことが分かりました。
逆に見なければ、8を切らずシャッフルしていた方も多いと思われます。
今回、言いたいのは
皆様はカードを切る時に相手の手役は見ていますか?
と言うことです。
相手の手役は、カードを切る上でかなり重要な考慮要素です。
例えば、この二つの状況
状況A
ここで単純な思考として、フルハウス、もしくは4カードや5カードを狙う戦略の時。
同数字が無ければ、全く異なる数字を絶発して切る方が多いと思います。
しかし、本当にそれで良いのでしょうか。
状況Aについて見てみましょう。
この時、味方の手役だけでは何とも言えませんが、相手の手役を見てみるとKAのフルハウスもしくはフォーカードが相手の最大手となります。
つまり、相手に5カードはないため、無理に手役を伸ばす必要はありません。
そこで、ベストではないですが、異なる数字を切っても相手に遅れることはありません。
したがって、まだ状況Aでは許されると言えます。
一方、状況Bでは相手の手役は7のスリーカードが確定しています。
ここから伸びる最大手役にはラッキー7、次いで4カードがあります。
しかし、この状況で二番手の方が安易に異なる数字を切り、相手が次に4カードを確定させた場合、自陣は手役判定でかなり不利な状況となりますね。
相手はラッキー7を射程に入れているが、こちらは最大で4カードであり先手を取れない可能性がかなり上がります。
(もっとも、この時、最大手役のラッキー7と自陣の最大手役5カード判定では結局自陣が負けると考え、相手の4カード、フルハウス止まりを期待して他の数字を切ることも十分考えられます。その意味で状況Bは本記事では少し不適切です。このように考えた方は、数字を7から6に置き換えて考えてみてください。)
したがって、この時は安易な異なる数字切りよりも数字合わせを優先することを視野に入れるべきです。
この意味で異なる数字切りは不適切となります。
味方の場に出ているカードだけでは判断できなくても、相手の手役を見ることで手役の切り方が見えてきます。
この技術はコロシアムで勝ちたいのであれば必須テクニックですので必ずマスターすべきでしょう。
P.S.
余談ですが、状況Bで四番手の方が切るべき数字は分かりますか?
ベストな手、次に優先すべき手を考えてみて下さい。
答えは書きません。
当ブログの内容を正確に理解できていれば分かると思います。