楽譜出版、そしてチューバチャレンジ! | ホルン吹き竹内修「Canoro Corno♪」

ホルン吹き竹内修「Canoro Corno♪」

canoroとは「歌うような」「音色の良い」のイタリア語

あまりこれといった話題が無く相変わらずスローペースなブログです。


とりあえず近況。

先日投稿したように現在左腕がテニス肘…順手状態での物の掴み、握りがしんどいです。たまに良くなったかと思うととても辛くなったりととても不安定。このムラが何に起因するのかがわかりません。なんだか過保護にしているのも良くないような。


こんな状況の中、前からYouTubeにアップしていた私のアレンジした昭和歌謡ホルンアンサンブルの楽譜を出版することができました!以前からお世話になっていたプレイヤー兼アレンジャーさんに紹介していただいた出版社にようやくお願いし、現在2曲「恍惚のブルース」「夜霧よ今夜も有難う」が販売中です。


恍惚のブルース

http://sitemusic.jp/html/products/detail.php?product_id=248143797


夜霧よ今夜も有難う

今までYouTubeにアップしたものに関しては順次清書して出版しますのでお楽しみに!といってもfinaleを使いこなせず難儀しています…しかしもう少しみなさんが馴染みあるものもアレンジしないとねえ。せっかくアレンジするならたくさんの方に楽しんでもらいたいので。

私のアレンジのコンセプトは、四重奏でも五重奏でもメロディー、ハーモニー、ベース、リズム、カウンターラインを可能な限りカッコよく。特にベースがはっきりしないアレンジは嫌なので大体ベースはベースで(大抵4番なり5番なり1番下のパート)徹底してベースってます。楽しんでください。ベースの楽しみってありますから。


ということでチューバのお話


買ってしまいました。チューバのマウスピース!

今年度から指導にかかわることになった中学でチューバの指導者を探していたんですがどうしても見つからず(あまりに条件が…)最悪自分でやるかと。ただ今まで金管楽器中チューバだけはマウスピースのサイズが未知すぎて吹けないと思って(実際低音が出なかった)諦めてたんです。でもそんな事で思い立ってチャレンジしてみることに。


でお世話になっている新大久保のDACさんで色々相談して吹かせてもらって決めました。Perantucciの83-S



しばらく試奏させてもらったら吹けない原因がわかってきました。単純にまずプレスが浅過ぎた。ホルンからするとあまりにもリムの当たる位置が異次元すぎて意外とプレスしてない。チューバの低音は唇(というか口周り)のかなり広範囲が振動するので支えるにはリムをしっかり使わないと支えられない。なので思っている以上にプレスをして下唇も大きく振動させるようにするとかなり低音までしっかり吹けました。なるほど!そして楽器のチューニング、マウスピースのシャンクもチューバって意外と繊細だということがよくわかりました。シャンクが合ってないとホルン以上に音が当たらなくなる。ちょっとビックリでした。そしてマウスピースの内径。最初30mmくらいの小さいものでフラットリムがいいだろうと思っていましたが全く違いました。やはりある程度大きくないと低音が出しにくい。そしてラウンドリムがいい。(個人差あるはずですが)


いろんな楽器を手がけるとそれぞれに特性もわかってどうしたらいいのかもわかってくるので、やはり手がけてみてよかったです。

金管は音の出る理屈は一緒ですが、それぞれに特化した吹き方があるので、それなりの音を出すにはそれぞれの楽器に対して吹き方をアレンジしていく必要があります。それがわかってくると初心者の手ほどきなら出来ます。決してホルン奏者がホルンの吹き方で他の楽器を教えてはいけない(教えられない)し、他の楽器のプレイヤーに関しても同様。だから各楽器のトレーナーを置くスクールバンドが多いんですが、そんなにたくさんのトレーナーを呼ぶ予算もツテもない部活もあります。それぞれの楽器特有の問題、共通の問題、そして大事などういう音楽を作るか、そのために必要な考え方をわかった上で指導できる指導者なら全パート指導できます。私はそんな指導者でありたいと思っていますので、指導者に困っている方はどうぞお気軽にご連絡を。

takesam@aol.jp


そのうちトランペットからチューバまで使って簡単な金管五重奏でも録ってみようかな。