LDP(Larynx Deep Position)の発症から改善までについて part.3 | CANPAN(カンパン)@AKITAのブログ

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2020年10月5日 更新

LDPについて、noteにて新しくまとめました。

2016年のこの記事以降の様子についても書いてます。ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

https://note.com/yhsouhaku/n/nc1558989a17f?magazine_key=m12163afc3a42

 

 

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○2013年の冬(社会人1年目:18歳)

どの病院でも、すべて原因不明との診断。

最後に諦めの気持ちで、一番初めに通った近所の整骨院に行ってみました。

ここは、私が器械体操部時代、ケガをする度に通っていた指圧院でした。

以前行った際は、喉に関して「原因不明」とのことでしたが...

 

指圧院に着き、身体を見て頂きました。すると先生より

・器械体操部時代の胸筋の肉離れが後遺症となり、上半身の筋肉に影響を与えてる。

・後斜角筋の凝り

・甲状筋群の炎症

・胸鎖乳突筋の炎症(特に右側が肥大)

・力仕事により筋肉のバランスが崩れる。また、背骨も曲がってる。

等々.......様々な異常が見つかりました。

 

指圧院の先生曰く「よくこの状態で数年もいることができたね」とのことでした。

すぐ施術が始まり、初日は

・背中

・後斜角筋

・喉の甲状筋群

・首の付け根の腕神経叢

・腕

・胸筋(胸骨と胸骨との間に指を食い込ませ、押さえつけるようにマッサージ)

をマッサージされた記憶があります。

 

施術が終わった直後、試しに発声したところ、大変驚きました。

これまで力を絞り出さないと出せなかった声が、するっと出る感覚がありました!

脱力しても声帯が閉鎖し、声にエッジが効くと言いますか、とにかくこれまでの声の出し方と大きく変わっておりました。

 

想定外の出来事に嬉しさやら驚きやら、何が何やら分からない状態でありましたが

とにかく「ここに通い続けよう!!!!!」と思い、1年半通い続けました。

その後について、時系列で書かせていただきます。

 

○2014年1月(18歳)

先生から教わったマッサージ方法を自分でしつつ、通院。

話すことが楽になり、歌を再開。

声の出し方が変わり、歌い方が分からなくなる(特に高音)。

・会話による頭痛

・筋肉疲労による声の出し辛さ

・軽い嘔吐感

がまだありました。

 

○2月~4月(19歳)

歌声(高音・低音ともに)が出やすくなる。

喉を脱力させ、エッジの効いた声が出せるようになる。

歌声に息漏れが無くなり、キンキンとした細い声が出始める。

・会話による頭痛

・筋肉疲労による声の出し辛さ

・軽い嘔吐感

がありました。

 

○5月(19歳)

1年ぶりに秋田駅前アルヴェ前路上ライブを再開。

約1時間、計10曲ほど歌うが、喉に限界を感じることはありませんでした。

この頃、甲状筋群のマッサージをしても、痛みが無くなっていました。

・会話による頭痛

・筋肉疲労による声の出し辛さ

・軽い嘔吐感

がありました。

 

○7月~9月

・MusicRevolution秋田大会で、妹と組んだデュオ「伊藤家」がグランプリ。東北大会に出場。

・NHKのど自慢 秋田県男鹿市大会の予選合格、本選出場。

・会話による頭痛

・筋肉疲労による声の出し辛さ

・軽い嘔吐感

がありました。

 

2015年1月~9月(20歳)

オリジナル曲を位ジャンジャン作ったり、バンド組んだり、ライブ出まくったり

とにかく仕事時間以外は音楽に囲まれた生活でした。

9月より、関連会社の営業に移ることになったため

8月後半に石屋を辞めました。すると、その後なぜか

・筋肉疲労による声の出し辛さ

・軽い嘔吐感

は殆ど無くなりました。力仕事をしなくなり、筋肉疲労が無くなったから...?

 

2015年9月~12月

山口県に引っ越し、研修。

この頃

・会話による頭痛

のみが残っていましたが、だいぶ症状は軽くなってきました。

 

2016年1月~7月(21歳)

福岡県に引っ越し。

警固公園で路上ライブを始める。

この頃

・会話による頭痛

は徐々に無くなってきましたが、

路上ライブをする際、2時間歌っても大丈夫な時と、限界な時があり、歌い方がまだ不安定でした。

 

2016年8月~現在

ボイトレの体験レッスンで声の出し方を1から教えてもらう。

それ以降、前より声量が増した気がします。また、路上で毎回4時間ほど歌っても、限界を感じなくなりました。

 

っとまあこんな感じです!

簡潔にまとめると、先生から教わったマッサージを自分でやりつつ通院したら、喉の負担などが気にならなくなるほど軽減していったっちゅー感じです。

今は、以前のように全身の力を絞り出さないと声が出ない...というわけではなく

全身を脱力させて、喉を開いて、声を当てる場所を意識しながら歌うと、スルッと声が出る感覚です。

歌声も、以前とは変わったんじゃないですかね...?違いが分かり辛かったら申し訳ないですが、LDPの時と、現在の時の動画を載せてみます!

 

2013年7月(18歳)

当時は声が全体的に細くて、サビの最高音付近を、喉を締め上げて(スネオボイス)出してるように聞こえます。

 

2016年8月(21歳)

ボイトレ体験レッスンに通った直後、発声練習がてら歌った動画です。

低音も高音も、太くはなったんじゃないかなぁ....けど今の流行りには合わない歌声かもですね笑

歌の上手さはお手柔らかに見て頂いて、主に発声の面を見て頂けたら良いです...

 

 

 

以上が発症から改善までの流れです。

現在もまだLDPの症状は残っているように感じますが、自分でマッサージしつつ歌ってるような感じです。

ここ最近は発声法が安定してきて、やっとスタート地点に立ってる気がしますが

歌やギターについて、まだまだ基礎も何も出来てませんので、今後様々な経験をしながら磨かせていただきます。

 

LDPで悩まされていた時はとても辛かったですが、あの時の経験があるからこそ、歌えることの有難さ、うまく歌えない時の辛さが分かる気がします。今ではいい経験をしたなぁと思ってます。

 

人知れずLDPで悩まされている方々にとって、このエライ長い記事が希望となって頂けるとありがたいです。

 

以上です!長々有難うございました!