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エッジワークス・絶佳工房

消しゴムはんこ、カッティングステッカー、ソープカービング、等々・・・刃物を使った彫りモノを主として扱っております。

『孤高の彫り師』を名乗っているのに、最近折り紙しかやってない気がする。
こんなんでいいのか?
「い~んです!」
いや良くない!!誰だカビラさん呼んだのは!?

てな訳で、石鹸で彫った「指」。








なんか、白いかたまりだから写真撮ると光が反射してぼやける。
本当はシワの一本一本まで彫り込んだのを伝えたいのだが・・・。

毎回「石鹸で彫りました感」を出すために必ず石鹸の一部を残していたが、今回は安定しなかったので台に接着した。


この指の側面の筋張った所に苦労した。何気なく曲げたポーズで始めたのが失敗。
目に見えない皮膚の下で、筋肉は張ったり緩んだりしてる。

そう、我々は、無意識のうちに内外からの様々な影響を受けながら生きているに過ぎないのだ・・・そんな壮大な話ではない。


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折り紙やってると、ただただ日本古来の伝統、美的センス、繊細さに感服するばかり。
折り鶴なんて、造形美の極致と言っていい。それが正方形の紙一枚で簡単にできてしまう。
あぁ、よくぞ日本人に生まれけり。

・・・くだけて言うと、
「うーわ、よくこんなの考えたな!昔の人すげぇぇ!!」
・・・って、感激しまくり。

例えば『菖蒲(あやめ)』


紙には四つの角があるため普通に作ったら左のよう花びらは四枚になるが、右の三枚花びらはどうやっているのか?
答え。


割と早い段階で、角を一つ内側に折り込んでしまう。
そこから先は、その角は「無いもの」として扱う。
内側に一枚余分なパーツができるから折りにくくなるけど、気にしなーい・・・ってスタンス。
元来、折り紙とは紙一枚分の限られた資源の中でできるだけ多くの表現をするものだが、これは紙の四分の一を捨てるに等しい。しかも邪魔になる。
そこを押し切っての三枚花びら・・・お見事としか言いようがない。


も一つ、感激した折り紙『宝船』。

なんだかんだやって、ここまで持ってくる。
そして、問題は次の一手。
真ん中のビラビラをつかんで・・・


引きずり出す!!
作る前は、折り図見て驚嘆した。
「あー!ムリ無理!絶対破ける!破けるってーー!!・・・出てきたよコイツ」
となった。
よくもまあ、昔の人はこんな事考えたもんだよ全く。

・・・とまぁこのように、あなたも『感動の一手』に出会えるかもしれませんね。
さぁレッツ折り紙!!
宝船の完成図は、君自身の目で確かめるんだ!!

・・・シメがテキトー。





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これは「ばれん(馬楝)」という道具だ。版画に使う。
この馬楝、ぶつけられると痛い。
馬楝、痛い。
ばれん、いたいん。
・・・ギブミーチョコレート。




前に一センチ四方の紙で鶴を折ったが、その時こんな事を言われました。

「それじゃまだ、五円玉の穴に入らないね」
と。
確かに、羽を広げたら穴からはみ出る。
うおぉぉぉ!ならばその半分でやったらあぁぁぁァーーー!!

できた。




通常の折り紙では厚いので、ホイル紙と呼ばれる紙を使用。
手では折りにくいので、デザインナイフとピンセットをフル活用。
しかし、手のわずかな水分で角が歪んで仕上がりが汚いので、次からは薄手のゴム手袋を使った方が良さそうだ。
あと、わずかな呼吸だけで飛んでいくので、マスクも付けた方がいい。
・・・手術かよ!!


それにしても、私は何と戦ってるんだろう・・・?



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