最近の機材 | おんがく・えとせとら

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 ブログもとんとご無沙汰です。掲載ネタはいくつかあるのですが、調べモノが必要でなかなか進みません。「作文ネタに困ったら自分のことを書け!」というのが基本だそうで、今回は自分の機材について少しご紹介いたします。

 2年前に倉庫付きの家に引越してから、ようやくアンプを置く場所ができ、いろいろ試すことができるようになりました。エレキギターの場合は、やはり自分のアンプを所有して試行錯誤を重ねることが必要だと痛感しました。何たって、最終的には拡声装置で音が決まりますから。
 真空管(プリ管)を取っ替え引っ替え、スピーカーも交換してみたり、エフェクターとの相性がどうだとかこうだとか、いろいろ勉強になりました。で、感じたのは、かつて十分音出しできないまま資金難の中で売られちゃったアンプ達も、いろいろ手を加えていれば十分使えるものになってたのではないかということです。思い返すと非常にもったいないことしたなぁ…BoogieとかRIVERAとか。



 上は目下再チャレンジ中のシリアトーン(Ceriatone/Ford Mustang50)。モデル名のFord Mustangは車の名前を無理矢理こじつけてますが、要はRobben Ford仕様であるということを暗に謳っておるわけです。中古購入の当初はそのまま弾いてましたが、リバーブ無しでは味気なく、しばらく放置しておりました。
 シンプルなフェンダー系と違い、スイッチ類の多いダンブル系のアンプはベストセッティングを探すのが難しいです。現在はアンプのチャンネル切替は使用せずオーバードライプ、ブーストをON、外部リバーブを背面のセンド・リターンにつなぎONで固定、あとは歪みを足したり引いたり操作して、作曲…はしてませんが、なんとなくコツが掴めて来たような気が。アンプ自体の歪みを抑えてギターのボリュームを絞ってやると、あのパリーンとした張りのあるクリーン音が出るようになりました。

 ただ、図体がデカすぎて持ち出しにくいため、外での練習・小規模ライブでは、専ら冒頭のスーパーチャンプXDを使っています。安価なモデリングアンプですが、CH11-12でゲインを絞ってやるとダンブル系の音になります。所有されている方はお試しください。(製造終了品。現行品のX2はモデリングタイプが変わってる模様)
 こいつは、スピーカーをEVに交換しておりますが、取り付けの際、インチネジの穴に無理矢理ミリネジを突っ込んだため中途で動かなくなり、泣く泣く前面グリルとボードを壊しちゃいました。別のキャビネットへの乗せかえも試みましたが、最終的にはホームセンターで買ったパイン集成材にカットと穴開けしてもらったボードを組み込み、ゴザを加工したグリルを取り付けて
修復しました。
 こういう工作は中学校の夏休みの宿題以来でしょうか。まあ、いろいろ失敗しつつも、いろいろと学ぶことは多いです。全部独力でやるのではなく不得手な部分は他の人に頼んでみる、という方法も後々何かの役に立つと思えば有効ですね。



 手前のギターはボディ、ネックともハードオフでの調達品。ネックはイバニーズのAH-10から外してきたもの。フロントPUはダンカンSH-1、これは歪ませても中膨れにならず潰れすぎずで、いいです! ボリュームを絞るとリズム用にも使えます。ライブでロカビリーを演るために、最近ビグスビーもどきを装着しました。弦が外へ延びるため、ブリッジプレートは後部外壁をカットしてあるVIBRAMATE製に交換してあります。
 後方は、ビッグテックス(BigTex)のテレキャスター。中古で、ケースに入ってたタグには「ビリーギボンズ、LIL'59付」とありました。前の持ち主がフロントPU(Seymour Duncan STR-2)を足して、ブリッジPUもリンディ・フレーリン(Lindy Fralin/Broadcaster)に交換してたようです。フロントは歯切れがよくないので、手前のギターに取り付けていた同じリンディのフロントPUに付け替えました。ネックは太く、指板はフラット気味、フレットも太めのモノが付いてます。エイジド加工はややわざとらしい部分もあり、仕上げもやや大雑把、後に楽器店で試奏したLsLあたりの方が丁寧ですが、乾燥したサウンドはなかなかいいです。エイジド加工、レリック加工には賛否あるようですが、塗装が薄くなる分には音響にも好影響があるはずで、私自身はむしろ好評価です。もともと傷だらけなので多少の追加傷も気にしなくて済むし。

 以前使っていた'58テレキャスターもどきは、これはこれはなかなか素晴らしいギターでしたが、預けていたレス・ポールと交換で元の持ち主にお返しいたしました。