オース! バタヤンのギター その3 | おんがく・えとせとら

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 昨年5月から公開が始まった映画「オース!バタヤン」。隣県で上映されたものの当地では興行がなく今日に至り、映画HPで1月1日DVD発売の告知を見つけて年末にAmazonで予約していたところ、1日には早くも手元に届きました。
 上は同日夜の商品サイト、早くも品切れ状態です。根強いファンが多いことが窺えます。早めに予約しといて良かった!

 2006年大阪の鶴橋小学校での凱旋コンサートを軸に、過去のインタビュー、ライブ映像などを織り込んだドキュメンタリー構成です。バタヤンの娘さんが自宅で愛用のナショナルギターを奏でるシーンがありますが、これは2011年、ご本人が胃潰瘍で入院中の撮影だそう。普通に構えて弾く姿には若干の違和感がありました。あのギターはやっぱり高く掲げて弾かなくっちゃ!



 いつものフェンダー・デラックス・リバーブらしきアンプの上に載ってた謎の物体は、どうやらチューナーのようです。
 映画中でも「もともとはピアノ用のチューナーで、ギター用に使っている人はいない、使いこなせない」と紹介されていますが、これはどうやら、70年代にヤマハが出していた「チューニングスコーブ BT-11」というストロボチューナーのようです。



 バタヤンと一心同体のナショナルギター#1124も、もちろんふんだんに出てきます。劇場用パンフレットに詳しい紹介があると聞きましたが、これは同梱されておらず、別途購入が必要とのこと。

 さて最近、YouTubeに発売初年1952年製の#1124の紹介映像がアップされていましたので、ご紹介します。パーツ欠品のないフルオリジナルのようです。バタヤンのは1954年製だそうですが仕様はほぼ同じ。
 ちなみに、DVD解説の片隅に「バタヤン愛用ギターのレプリカモデル予約受付中!」との広告も。製作は以前紹介した横浜のエルモアが担当するようです。販売はノンレリック仕様のみ、価格は未定とのこと。





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