虚構 | おんがく・えとせとら

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音楽のこと,楽器のこと,いろいろ。



 我が家では朝日に限らず、新聞そのものの購読をやめて久しくなります。私以外はほとんど新聞を読まないので、ならやめようか、と。広告チラシが入ってこないのは痛いが、これも慣れてしまうと、そう不自由を感じません。

 日頃、いかにもクサイ2大巨頭を「クソ●indows」「クソ●日」と呼んでいますが、その片方について。
 冒頭写真で有名な珊瑚事件の朝日の元記事は1989年4月20日の掲載だそうです。朝日はその後弁解を繰り返しつつも最終的に捏造を認め、同年5月26日には社長が責任をとって辞めています。
 今回の慰安婦問題は、去る8月5日の朝日自身の検証では、「強制連行」捏造の発端となった吉田清治を取り上げた記事の「初掲載は82年9月2日大阪本社版朝刊社会面」と明かしています。これが「32年間もウソを貫き通してきた!」という非難の起源のようです。そして、91年8月11日には「韓国の元慰安婦が新証言」という誤報を、これまた大阪版トップに掲載します。現在の外交問題の発火点ですね。
 89年に珊瑚事件で頭を下げてみながら、実はその裏で次の火種を燻らせていた、ということです。土台から腐ってるとしか言いようがない。
 毎日新聞も1972年の外務省機密漏洩事件で大きく部数を減らしました。今後の成り行きを見守っていきたいと思います。


 で、ここから音楽ネタを。
 斯様に、マスコミは扱う素材のエエトコ取りして余計な部分を切り捨てちゃうので、読者・視聴者は見せられてるモノが全てと思い込みがちてすね。そこに捏造の要素が潜んでいるのですが。
 最近テレビの音楽番組の「口パク」「当て振り」「アテレコ」の是非が議論になってるようですが、まあ、これはバンドなんかは映像を見れば大抵分かります。一人で歌ってるのに本人のダブルコーラスになってる、アンプがない、ギターやベースのケーブルが繋がってない、ドラム集音用のマイクが立ってない、ギタリストがレコード(最近はCDか)どおりのソロを完璧に弾きこなしている、ギターから手を離してるのにフレーズがちゃんと流れている、フェードアウトしている(笑)などなど。電気楽器類はきちんと集音してミキシングでバランスをとってやらないと、いかな超絶技巧派のプロの演奏でも聴けたもんではありません。
 これらは今に始まったことではなく、YouTubeでその類いの映像が結構見られます。一番有名なのはベイ・シティ・ローラーズでしょうか。YouTubeでさんざん生演奏を探しましたが見つかりませんでした。でもアートに限ればきちんと録音された記録が残り、後にカバーもされ、見てる方が割れ切れていればこういう表現方法もアリじゃないでしょうか。