こんにちは。高橋ゆりこです。
先日の記事↓
のつづきです。
過去に感じないようにと封印した未完了な感情や思いを、しっかりと昇華すると、どうしてフラットな視点で見ることができるようになるのか?
この理由としくみについて、お伝えします。
人が、出来事を記憶するとき、どんな風に記憶しているか。
人は出来事を、起きたままには記憶しません。
自分の思い込みのフィルターを通して、感情や思いと共に記憶します。
例えば、
「お母さんはわたしの話を聞いてくれない。」
と感じる出来事がたまたま数回続くと、
「お母さんはわたしの話を聞いてくれない人」認定をします。
ここで出来上がった思い込みが、
その後の出来事の受け取り方を全て決めてしまいます。
最初から「お母さんはわたしの話を聞いてくれない」と決めてかかりますので、
どんなに事実は違っても、
全ての出来事を、
「ほらやっぱり、お母さんはわたしの話を聞いてくれない」
と捉えて続けます。
この思い込みのフィルターを外さない限り、
ああ、また同じことが起こった
→やっぱりそうだ
→さらに、その思い込みを強固にする
となることで、思い込みを事実として認識してしまうのです。
話しかけてるのに、
上の空だった
ぶっきらぼうに返してきた
生返事だった
という印象は、自分の思い込みのフィルターが創り出しています。
事実に、最初から、相手が悪い!という自分の思いが乗っかって記憶してしまうんです。
記憶は700%嘘 というのは、こういうことなのです。
そのため、記憶から正確な事実を洗い出すためには、この思い込みのフィルターを外す必要があります。
この思い込みのフィルターを外す作業が、
自分を責め切る
母親を責め切る
という作業です。
自分が悪いと常に思っている人は、
出来事に、どうせわたしが悪いという思いを載せて認識します。
なので、どんな出来事も、
ほらやっぱりわたしが悪いんだ。
という出来事として捉えてしまいます。
これは、無意識に小出しに自分のことを悪い悪いと責め続けている状態で、終わりがありません。
なので、意識的に、けっちょんけっちょんに自分を責め切る。
自分を叩き潰す勢いで、責めて責めて責めまくる。
責める思いを出し切ることで、自分責めを小出しにする必要がなくなるのです。
相手に対しても同じです。
お母さんが悪い
わたしが悪い
など、加害者と被害者が存在している段階では、正確な事実を認識できません。
なので、悪いと思っている相手を責め切って、悪いというフィルターを外す必要があるのです。
そうすることで、思い込みのフィルターを外した、正確な事実を捉えることができるようになります。
自分の中に、悪者(加害者)がいる場合は、まずその悪者を責め切る。
その後に、被害者を責め切る。
という作業をしてみるといいですよ。
加害者と被害者の両方を責める、というのはセットです。
まず加害者を責め切って、
もうそろそろ許してやってもいいかな、と思えたら、
次は被害者を責め切る。
両方をやることで、思い込みのフィルターを外すことができるようになります。
あなたにとっての悪者は、誰ですか?
今月は残り1名様のみ受け付けます。
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日常のリアルすぎる高橋ゆりこのつぶやきが流れてきます(笑)