何の努力もせず、ただ手をこまねいていた訳ではありません。

もとより使用する食材は国産の小麦粉を始めとして安心、安全なヘルシーなものを使用していたので、そのアピールを様々な形で行い、利益率の良い焼き菓子の開発、販売をK君と一緒に行い、ホームページで新商品を紹介し、インターネット販売もやりました。
進物需要を増やすべく、ラッピングを習いに行き、包装資材の取引先の展示会に行って売れるものを探し回りました。
焼き菓子をJRの駅等に土産物として置いてもらうように営業にも行きました。(これは実現しなかったです)
結婚式の二次会などのパーティーに使うような特別注文のケーキを販売し、近隣の会場に配達にも行きました。

しかしどれもお店の経営を上向きに変えるには至りませんでした。

あれも、これもと焦り、どれも中途半端だったと思いますが、、、

ここまで書いてみて、振り返ってみると、何より、お店の骨格、あるいは設計図が最初から間違っていた事に改めて気付きます。

簡単に言うと手を拡げ過ぎていました。

今、もしこの時点に戻れるとすれば、、、


スタッフの数を大幅に減らし、狙いを絞るしか生き残る道はないように思います。

そして、それは当時は思い付きませんでしたし、もし思い付いたとしても出来なかったと思います。

続く