全日本選手権ロード | 山P戦闘日誌

山P戦闘日誌

自転車に燃える23歳
イナーメ信濃山形に所属

今シーズン前半の目標としていた全日本選手権が終わりました。

調子も良く万全の状態で臨みましたが、結果はギリギリ完走でした。


金曜の夜に仕事終わりから現地入り。
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宿は別荘で快適!

土曜はチームメイトのケイコバヤシが出ているU23のレースのスタート準備を手伝い、天気がいい内に1時間ほど外を流してバイクと体調のチェック。
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いつもはやらないマッサージにキョロキョロするケイ。

一方でエリート組は雨のレースは大変だねーと他人事。

走る以外はとにかくたくさん寝て当日に備えました。


レースは国内では最長の240km。
全長16kmで後半にアップダウンが連続する周回コースを15周。

前日のU23のレースで圧倒的に集団優位なコースであることがわかり、それを踏まえての作戦をコーチから聞く。
後半に入るまでとにかく温存しろ。終盤のアタック合戦で前に乗って、前方待機で最終局面先頭集団に残れ、と。そうしたら目標の20位以内は行けるぞと。

15分ほど軽くアップして9時にスタート。
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パレード終了と同時にアタックが始まるも、速度変化が少なそうなところを見つけて集団で待機。

3周ほど続いた後に20人近い逃げが決まり、集団は一気にペースダウン。本当に誰も漕いでないのでは?くらいのポタリングペースでした。

チームメイトの水野さんは少し遅れて飛び乗ろうと1人連れてブリッジにトライ。しかし、しばらくして集団に戻ってきてしまった。。。

その間も集団はしばらくまったり。
有力どころが逃げているので、このままレースが終わるのでは?と集団の選手がザワザワし始め、動きの予感。
事前に指導された通りに時間を見ながら補給を取り、出来るだけ脚を使わないように。

ここではガーミンとサポートしていただき肌身離さず身に付けているSOMAウォッチが大活躍。




次なる展開に備えて前が見える位置で過ごす。




そして愛三の選手が固まり始め、集団の追走が始まった。

そこからはペースが上がるも、立ち上がりなどでレッドゾーンに入れないように、一気に上げずジワジワ踏むことを心掛けて対処。基本的にはこれから動くであろうUKYOの選手達の近くを走る。水野さんは残念ながら脱落。ハンガーノックだったらしい。ここまでチームメイトの鶴岡さんは調子良さそう。ずっと15ー20番手くらいをキープしていた。




そして早めではあるものの、中盤過ぎに集団は逃げをキャッチ。




さぁいよいよ。じぶんが動き始める時。





先頭が緩むタイミングなどを利用して集団の最前列に移動。

そこからはアンカーとキナン?が中心に各チームがアタックの連発。
自分も数人が抜け出しそうになったところ、飛び乗ろうとアタック。
この後の集団崩壊に居合わせたくないので、とにかく前に乗って、攻撃しつつ防御するイメージ。



しかし、1周ほどしたところで例のニュートラルストップ事件が発生。レースだし、同じコース使ってるのだから仕方ないけど。




せっかく分断しつつあった集団も一気に復活。
先頭が止まったところにどんどん遅れた選手が合流し、前にいた数名の選手が「あいつら後ろで止めろよ!!」とコミッセールにキレる。
自分はキレてもしょうがないでしょ。トイレを済ませ、補給を取って待つ。




再スタート後のゆっくりペースで回復した選手達でアタックが再開。この時に集団で待つことも考えたけど、残り周回も多くなかったので、積極的に行くことに。


しかし、その後も逃げのトライはことごとく失敗し、脚が終了。ラスト1周に入る前に脱落。


そこから少し流して、切り替え坦々とペースを刻んでゴールまで。途中で同じく落ちてきた鶴岡さんを回収し2人でゴール。

6時間ほど。


終わってからはしばらく放心状態でした。

今回はメンタルもバッチリ、体調も良く、作戦も完璧でしたが。ただただフィジカルが着いてきませんでした。
ただの練習不足です。

 自分にはあと数回はチャンスがあります。
それまでにしっかりトレーニングを積んでリベンジしたいと思います。

応援していただいた方々、ありがとうございました。本当に力になりました。

しばらくはレースはお休みして大学院受験に専念しつつ、コンディションを落としすぎずにシーズン後半の準備を進めていきたいと思います。

今後とも応援よろしくお願いします。
頑張ります。

NEILPRYDE-NANSHIN SUBARU Cycling Team
山下 裕大