お盆も今日まで | いままでありがとね

いままでありがとね

結婚して22年。
2012年10月4日に子宮体癌で亡くなった最愛の妻の闘病の記録と
今までいっしょに過ごしたかけがえのない時間の記憶を綴っていこうと思います。

 

13日の盆の入りはは義姉と娘と私の3人でお墓参りでした。 

甥っ子2人は新型コロナの影響で帰省を見送り、我が家の例の息子は連絡もなく何年も墓参りをしていません。 

今年は寂しいお墓参りとなりました。 

今まではお墓にお赤飯とお菓子を持って行ってお供えしてお下がりをみんなでいただきますが今年はお墓に長居できないので仏壇に供えるだけにしました。 

お墓参りの後、家の仏壇を拝んで料理をつつきながら談笑するのも今年はそれもなし。 

お盆期間の14日から16日までは一人で毎日お墓参りです。 

午前中、お墓参りに行ってきました。 

16日はお寺にお布施を持っていって住職に今年1年のお礼をしてくるのですが今年は14日にお布施だけお渡ししてきました。 

 

何もすることがないお盆になり、妻と最後のお盆を過ごしたときのことを思い出していました。

 あの年、7月に入院となってしまった妻はお盆は家で過ごしたいと言って病院から外泊の許可をもらってお盆は家でゆっくり過ごすつもりでいました。

 お盆に入る前からはやく自宅に帰りたくて仕方がない妻。 妻が家に居るとうれしい反面、何かあったらと思うと少し不安でした。

 その不安が現実に。 

16日に病院に戻ることにしていたのですが、外泊初日に痛み止めの医療用麻薬を体に送るシリンジポンプの注射針が外れてしまい、病院に妻を乗せて行って看護師さんに処置してもらいました。 

2日目は私が仕事で留守にしている間に突然の脱臼でした。 

近くの病院でレントゲンを撮ったり治療をしてもらったりと家でゆっくりと過ごすこともままならず、妻のほうから1日繰り上げて病院に戻ると言い出して病院にもどりました。 

16日は親せきどおしがお互いの家々を回り、その家の仏様を拝む日で、自宅に誰かしら残り、お客さんの対応をし、その家の主は親せき回りをするのです。

 妻が15日に病院に戻ったので朝早めに親せきの家々を回り、その後は家でお客さんを待ち、午後は妻に会いたくて病院に行きました。 

2か月足らずで向こうにいってしまうと思わずに残された大切な時間を無駄に過ごしてしまったことが悔やまれます。

 8月末に急性腎不全の症状が出て重篤な状態だと病院から連絡を受けてからはずっと病院に付き添いで寝泊まりしていましたが、妻のそばにいることと、病院なので心のどこかで安心してしまい、消灯時間になると私のほうが妻より先に寝付いてしまう始末でした。 

こんなにひとりきりの時間が長く続くと知っていたらそんなに早く寝てしまわないであなたとの時間をもっとたいせつにすればよかった。

 

↑ヨモギ入り白玉でぜんざいをお供えしました。

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