とびきりの1日 | いままでありがとね

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結婚して22年。
2012年10月4日に子宮体癌で亡くなった最愛の妻の闘病の記録と
今までいっしょに過ごしたかけがえのない時間の記憶を綴っていこうと思います。

今日は彼岸の入り。
朝、お墓に行って掃除をしてきました。
いっぱいに積もった枯葉を取り除き、雑草を抜きました。
今年の冬は雪が少なくてその分、雑草が生えてくるのも早いこと。
春彼岸に草むしりをした記憶はありません。
お墓の周りをきれいにし、墓石の汚れを洗い流してふき取りました。
冬の間は花瓶の水が凍るので生花は供えません。

春のお彼岸を境に生花を供えます。
暖かいお茶と飲み物、それにジュースを供えました。

今年は義母さんと妻の13回忌です。
ここまでの長い月日を重ねてやっと、妻がいないこの現実を受け入れようとしている自分がいます。
受け入る?
いいえ、妻のいる向こうの世界へ私も1日1日近づいていることを実感しているのです。
妻のいないこの現実世界はただの消化試合のようなもの。


でも、昨日忘れることのできない感激の出来事がありました。
妻が旅立って1年半が経った頃に岩手の大槌町で出会った歌手でアイリッシュハープ奏者の奈加靖子さんという方に10年ぶりにお会いできたことです。
岩手県の岩手町で「アイルランド フェスティバル 2024 in いわてまち」というイベントにアイリッシュハープ弾き語りで参加されました。
東京オリパラ2020をきっかけに、アイルランドとの交流が始まった岩手町。
町ああげてアイルランドとの交流の輪が広がり、このフェスティバルが開催されました。
奈加靖子さんはアイリッシュハープ奏者で、アイルランドの魅力を伝えるイベントを企画・出演されていて、フェスティバルに参加されるのを知り、お会いしたくて行ってきました。
イベントが岩手町の地域の方々を対象とした催しのような気がして参加することをずいぶんためらいましたが奈加靖子さんにお会いできるチャンスなので思い切って行ってきました。
奈加靖子さんのアイリッシュハープの弾き語りでアイルランド音楽を堪能しました。
アイリッシュハープの癒しの音色と奈加靖子さんの透明な透きとおった歌声に涙が溢れて止まりませんでした。
会場を出るときに奈加靖子さんのソングブックの販売ブースに立ち寄りました。
そこで同じ会場にいらした岩手町の参加者の方と奈加靖子さんの話で盛り上がっていたら、私たちの会話をそばで聞いてたマネージャーさんらしき方が奈加靖子さんご本人を連れてきてくださり直接お話しできました。
10年前に大槌町で奈加靖子さんに出逢ったこと、10年が経った今日再びお会いできて感激したことをお伝えし、胸いっぱいで会場を後にしました。
妻のいないこの現実世界でとびきりの1日になりました。


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奈加靖子さんのYoutube

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