見るべきポイントとは。【活動理論について】 | ピカソプロジェクト 満足度92%!3万人が笑顔になった こどもの表現の伸ばし方

ピカソプロジェクト 満足度92%!3万人が笑顔になった こどもの表現の伸ばし方

こどもはみんな芸術家!アートでこどもたちの表現力を育てるピカソプロジェクト。
こども向けアートワークショップ、幼稚園保育園のアートサポート、保護者の方のためのワークショップ等を運営しながら、美術教育の研究を行なっています。

知育プレスクールはぐみぃーに久々に行ってきました。

みずほ先生だよー。久しぶりー。
と言って入室してみましたが、

「‥」「‥」「…」「…あ」

1.2歳の記憶力はだいたいそんな感じですね。
最初はバッチリ知らない人扱いでした(笑)


いいんです。
期待値はそこではないので。

まみ先生と学んだ半年、こどもたちがどんなことを感じて、どんな歩みをみせてくれたのか、たっくさん楽しませてもらいました。


絵本では、落ち着いて自分の思ったことを言えるように。(これは、毎日の積み重ねでもあります!)
クレヨンは『我先』ではなく。書き始めも、書き終わりも焦ることなく。自分ではじめ、満足したら自分で終わりを決める。そんなこどもたちでした。
つまりは、自分のペースで書くことをきちんと見守ってもらえている、素敵なお稽古をしてもらっている証拠です。


今日、特に私が気にしていたのは、こどもたちの活動のどこにどう目をつけていくのか。についてです。

アート教育としてのピカソプロジェクトは「普通の工作教室とどこが違うの?」と言われることも多く、場合によっては「見本みたいにキレイな作品ができると思っていたのに」と言われることも少なくありません。

講師も、はじめは「思ったようにやってくれない」「理想のゴールに近づかない」と悩むことがあります。

ここで考えたいのが"活動理論"です。

・何が達成できたのか

という「コト」に着目した時、それは外的な(外見上見える)活動であり、うまい、下手、できる、できない。という成績になります。

一方

・何を考え、それを達成するためにどう動いたか

という「内面」に着目すると、これが内的な(外には見えないけれど、こどもたちの心の中で起きる)活動となり、ここに個性がでてくるのです。


完成品のデキではなく、自分で「完成だ」と言ったとき、こどもたちがどんなタイミングで、何を感じ、どうしようとしたのか。そこをしっかり見ることができれば、保育は途端に奥の深い、楽しいものにかわります。

そしてそれは、「何ができたのか(できなかった)」ではなく、「何をしようとしたのか(しなかったのか)」に着目する、ほんの少しの視点の切り替えで、驚くほどかんたんにできることになります。



こどもたちの才能の芽生えを、これからもたくさん応援していきたいと、改めて感じました。