鑑賞教育で育つものって? | ピカソプロジェクト 満足度92%!3万人が笑顔になった こどもの表現の伸ばし方

ピカソプロジェクト 満足度92%!3万人が笑顔になった こどもの表現の伸ばし方

こどもはみんな芸術家!アートでこどもたちの表現力を育てるピカソプロジェクト。
こども向けアートワークショップ、幼稚園保育園のアートサポート、保護者の方のためのワークショップ等を運営しながら、美術教育の研究を行なっています。

鑑賞学習の研究会に行ってきましたの続きです。

ピカソプロジェクトも、ちょうど1年ほど前から、鑑賞教育を取り入れていますが、
そもそも鑑賞教育の効果ってどんなところにあるのでしょうか?

1年前に、ピカソプロジェクトが最初に鑑賞教育を取り入れるときに参考にしたのは、こちらの本です。

 

 


この本は、鑑賞学習をすることによって
・観察
・解釈
・根拠をもった考察
・意見の再検討
・複数の可能性を追求する力
が育つといわれています。

ただ、アメリカの例で「英語を母国語としないこどもたちの言語の獲得」に注目されているところもあり、
非常に大きな効果を期待しつつ
日本で取り入れるにはちょっとアレンジが必要なのかもなーと感じました。


今回の研究発表でお話しくださった滋賀大学の新関伸也先生(滋賀大学教育学部教授)によれは、
鑑賞教育においては、
・子どもの学習に能動的な姿がある

・発問と応答がある

・子どもと教師がともに見ることを楽しんでいる

・発見や驚きがある

・もっと作品・作家について知りたくなる
であるとお話しなさっていました。

図画工作というと「作ればいい」という表現のほうにだけ注目されがちだけれども、
それぞれの行為がバランスよく行われてこそ、感性が培われるということでした。


いやー!自分で書いていて難しいことかいてるわ!って思います。

でもね、研究会の調査によれば、
先生方も「鑑賞教育は難しい」って思ってるんですって。
(研究会のインタビュー結果による)

そんな難しい鑑賞教育ですが、
ピカソプロジェクトは、3歳さんでもやってます!
むしろ、低年齢の子のほうが積極的かも。

定期教室、こんな作品を見て、小学生と話し合いもしちゃったり!
アントニオ・ガウディ「グエル公園」


そんな状況を作り出せるのは、きっとピカソプロジェクトの講座でお伝えしている

ほんの少しのコツのおかげだと思うのです。

また改めてお伝えしますね!