出産ぶりのブログです
わたしの鏡の向こうKINの日に
生まれてきてくれた息子の柑仁は
今日で生後76日
2m15dになりました
この２ヶ月半、
本当に生活が一変して
ブログを書く時間も気力も
なかったのですが
FacebookやInstagramは
柑仁の写真をあげたくて
ちょこちょこ投稿しています
先々週からモリくんが
土曜日は息抜きに
一人でお出掛けしておいで、と言って
柑仁を見てくれているので
今日は桃のパフェを食べに来ています
贅沢
「耳の大きな男の子が産まれました」
と書いたのですが、柑仁は
重度の難聴をもって生まれたようです
生まれてすぐの
新生児スクリーニングの検査は
関西で５回、東京で２回、
いずれも片耳だけリファー(再検査)
でしたが、
大きな病院で脳波の再検査をしたところ
両耳、聞こえている反応が取れない
とのことでした
よく、
「お腹の中にいる頃から、
ママの声は聞こえている」
なんて聞いていたので
お腹の中でもすごく静謐な１０ヶ月を
過ごしていたんだ、と思うと
なんかすごい修行してきたみたいな
すごいな柑仁
なんて思ってしまうのですが
(しゃべっちゃいけないヴィパッサナー瞑想思い出した)
やっぱり、それを初めて聞いた時は
聞こえないということは
言葉を聞きとることが出来ない
言葉を聞きとることが出来ないということは
話すことができない
当たり前のように
可愛い声でしゃべりかけてもらえると
思っていただけに
とてもショックでしたが
先々週、出産してから初めて
一人でお出掛けしたときに
近所の駒沢公園を自転車で走りながら
ふと、
「この風景、音がないとどんな感じなんだろう」
と想像して立ち止まってみたら
それはそれで
子供たちの声や風の音に気を取られて
気付かなかった
光の明るさ
歩く人の動き
風に揺れる葉の動き
公園の広さ、奥行き
車の速さ
笑顔の人の楽しそうな雰囲気
おもしろいもの
楽しいもの
美しいものが
音がなくてもちゃんと
分かるんだな
静かな世界で
内側の喜びにちゃんと触れられるんだな
と、安心しました
Facebookで柑仁の耳のことを書いた時
こんな優しいコメントを頂いて
きっと、
私の想像したような
音のない世界の「公園」を
同じように想像して
「美しいな」と
感じてくれた友達が
コメントに「いいね！」をくれています
同じ世界を感じてくれて
嬉しいなあ〜
柑仁は毎朝お腹が空いて泣くんですけど
「起きたの〜？おはよ〜！
」
」と顔を覗きこむと
この世のものとは思えないくらい
新鮮でフレッシュな(あ、一緒)
とびきりの笑顔をくれるんです
生まれたときから
(もしかすると生まれる前から)
ずっと音に頼って
色んなものを予測しながら
生きてきた私にとって
音のない世界は
こわいんじゃないか
さみしいんじゃないか
つまらないんじゃないか
なんて余計なことを考えてしまいますが
柑仁のあのとびきりの笑顔は
そんな考えをぶっ飛ばしてくれる
すんごいパワーがあります
可能な限り
治療や補聴器で
音を取り入れられるように
サポートしていきますが
音が聞こえないのも
ひとつの個性だと思うので
柑仁らしく
爽やかな笑顔で
これからも人生をたのしんでほしいなっと
おもいます
ではまた
