「温泉の効能」作品後記 | 寂しがりの強がり

寂しがりの強がり

これは、passionを追い求める一人の成年の物語である・・・なんちゃって!!!

どうも、実は先週の20日~22日の間に舞台に出演しておりました。

ブログサボり魔の・・・・どうも、僕です。

「温泉の効能」に御来場頂きました皆様方に深い感謝を申し上げます。
おかげさまで、連日ほぼ満席の中で全5ステージを終えることが出来ました。

さて、毎度の事ですが半年間の稽古は長いようで短いですね。しかし、公演終了後に何時も思うのが

「楽だった稽古は一つも無かった。」

と、言う事です。

特に今回の稽古期間中は小西さんが客演の為、不在期間がありました。しかも、皆が全員集まっての稽古がなかなか出来なかった等など・・・・

小西さんの不在時には、留守を預かる身としてどうしたらいいか。稽古プランをどう立てるか。
今回の舞台では、自分の事だけでなく全ての役を気にして稽古をしていました。

動きや台詞回し、芝居のテンポ、役者の性格や特性。いろんなことに注視し、とにかく出来る限りの駄目出しや提案をしました。
お陰で自分の稽古時間が極端に少なくなり、とてもヒヤヒヤしました・・・

まさにこの半年間は、僕の演じた扇子職人の石原の如く、「意地」を通してきました。
睡眠時間15分~2時間生活の中で、石原の「意地」の重みがとても理解出来たと思います(笑)

実際、こんな身を削るような事して、体調崩したら意味ない

とか

自分の稽古を削って、いざ本番で自分のクオリティーが一番低かったらどうするんだ

とか

思う人もいるかもしれません。

でも、無理するぐらいじゃないと皆に置いてけぼりを食いそうで、それは困るんです。なにせ、役者としての才能が薄~い僕ですから(笑)

それに、僕の意地を駆り立てる原因を作ったのはアクトの主宰小西さんです(笑)
ワーニャ伯父さんの激励会の飲みの席で話していた内容をこっそり聞いておりました(笑)
その話を聞いてから、僕の意地がスタートしてしまったのです・・・・

ですが、その意地が報われる結果となったので良かったです。

しかし、今回の舞台も本当に楽しかった。アクトに来てから悩み苦しむ事がとてもとてもとっても増えたけれど、それを「ま、良いか♪」で済ませれる程のやりがいを感じれるのは本当にありがたい。
つくづく皆と共演出来て良かったと思える。その分、寂しさも凄まじいですけど・・・

そして、再度感じたのが僕はやっぱり人間が好きなんだと言う事。柄にもないなぁ・・・

これ以上書くと、僕の寂しがりやが更に露呈してしまうので今回はこれにて終幕。

最後に、わざわざ遠い所からお越し頂きました皆様方
本当にありがとうございました。


                                       吉田 晃弘