税理士試験 合格発表 | だいすけの"折れない"ブログ

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昨日、今年の税理士試験の合格発表がありました。

税理士試験では、全部で11ある受験科目の中から5科目を選んで受験します。

受験科目には、普段の実務では欠かせない法人税や消費税や、来年以降の増税で注目を集めている相続税から、固定資産税や酒税というものもあります。

5科目を1年の試験で受けることは理論上では可能ですが、

確実に受かることを考えた、しかも仕事をしながらという場合には、

1年の試験で受けられるのは、2科目がぜいぜいといったところでしょう。

気になる今年の合格者数と合格率は以下の通りです。


科目      受験者数  合格者数   合格率

簿記論      17,742    2,336    13.2
財務諸表論   13,372    2,460    18.4
所得税      2,123     280    13.2
法人税      6,635     823    12.4
相続税      4,073     524    12.9
消費税      9,713    1,001    10.3
酒税         774     101    13.0
国税徴収法   1,482     195    13.2
住民税       682      59     8.7
事業税       771     104     13.5
固定資産税   1,098     162    14.8

合計       58,465    8,045    13.8


科目別の合格率では、例年並みの印象を受けましたが、
今年は受験者数が例年よりも1割ほど減少したことが影響したのか、
全体の合格率では、ここ数年で最低となりました。


科目合格された方、おめでとうございます。
支えてくれた方へ、合格の報告と感謝の気持ちを忘れずに伝えて下さい。


5科目合格をされた方、本当におめでとうございます。
すごくうれしいですよね。
でも、ここがゴールではありません。
税理士として、さらなる活躍を目指して、自己研鑚に励んでください。


そして、残念な結果に終わった方、悔しいかもしれませんが、
どんなに難しい問題であっても、実際に合格された方はいるわけですから、
来年の試験では、いかなる問題が出ても必ず合格圏内に入る方法を身に付けてください。


税理士試験は、積み上げてきたことがストレートに問われるときもあれば、逆にそれあざ笑うかのような変化をつけた問われ方をするときもあります。
一年に一度の試験のために勉強を重ねてきた受験生からしたら、これほど理不尽なことはありません。
私自身、受験生時代はその理不尽さに、何度も心が折れそうになりました。
しかし、税理士となった今だから言えることとして、あの試験は「いかに困難な状況にあろうとも、納税者を守るための正しい判断ができるか?」という意味で、税理士の資質が問われていたのではないかと思うのでした。


11年間の挑戦の末、昨年5科目合格を果たした高橋が勤務する税理士法人はこちら↓

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