【無い袖は振れない】無いものはどうしようもないのですが、逆に言えば『ある袖は振れる』ということ | 【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

CHANGE TALK,CHANGE LIFE
「話し方を変えたければ生き方を変えろ」
一般社団法人日本フリートーク協会代表理事
現役ラジオDJ
もっと自由に、もっと自分らしく、もっと自信を持って
小手先の技術(やり方)ではなくあり方にこだわって欲しい

セルフトーク


Change Talk, 

Change Listen and Life 


 "話し方を変えたければ 
 

  聴き方と生き方を変えろ"  


 喋りは「聴き方」と「生き方」が9割 


「話がちゃんと”伝わる人”と 
    

    話をちゃんと”聴ける人”を増やす」  

「22世紀に人見知りを社会からなくす」  


トークスキルだけにフォーカスした   

自己満足な解決法に疑問を投げかける  

そもそも話し方に悩むたくさんの人は

“聴き手に原因がある”ことがほとんどです  


27年間ラジオの現場で培った“DJ思考”を伝え 

話し方、聴き方、生き方を根底から変えていく

一般社団法人日本フリートーク協会代表理事  

Lifeskill Talk College 学長の出口貴章です  


こんにちは!  

僕のブログに来ていただき  

本当にありがとうございます!



今日はアリスの誕生日


世間はゴールデンウィークですが
我々の喋りの大学Lifeskill Talk College
及び同好会の『アドリブトーク研究会』
毎週火木土というルーティンは崩さない

今朝も6:00からご機嫌なアドリブトーク
こちらはZOOMのオンライン開催ですが
今日は京都市内のとあるおしゃれカフェで
対面でのアドリブトーク研究会も実施した

その中でメンバーの印象に残ったお題
オンライン組も対面組も口を揃えたこと
偶然にもまったく同じで驚きましたね

そのお題というのは…


今日は『不思議の国のアリス』のモデル
アリス・プレザント・リデルのお誕生日

ルイス・キャロルであるチャールズが
『即興』でアリスに聞かせたファンタジー
これをアリスが気に入って本にしてあげた
なんとそれが多くの子供たちにも読まれて
今や世界中で親しまれる物語になりました

最初はアリスだけに聞かせた即興物語
恥ずかしながら僕も調べて分かりました
物語はもちろんながら成り立ちの秘話
それまでもが本当にファンタジックです


そこでですね…

こんなお題を出しました


サイコロを振って決められる言葉
その言葉が『◆◆◆』に入ります
そうすればタイトルが完成します
その完成したタイトルを見てすぐに…


さも小説を読み終えたかのような
「読書感想コメント」をするもの
でもただ妄想で感想を言うのではない

「印象的なアリスの台詞」

物語の主人公であるアリスが発した言葉
タイトルから想像してすぐに決めて発表
なぜその言葉が印象に残っているのかを
自分の体験ベースでコメントしていくもの

例えばこういうこと


サイコロは「スパイ」と出た

なので

『スパイの国のアリス』

この物語の主人公アリスは
小説のなかでどんなことを言うのか?

「この世は私の思い通りになるのよ」

アリスはえらい大きく出たな…(笑)

感想はというと

スパイとなって敵の悪事を暴いていく
その中で変装はスパイのマストスキル
敵に見破られない完璧な変装と演技力
もはや「世の中は思い通り」だという

聞けばここでのアリスは23歳という大人
ミッションはなんでも完璧にこなすスパイ
味方からの信頼はかなり厚いという女性
もはや「出来ないことはない」レベルだと

お見事!

この「読書感想コメント」を考える時間

たったの…30秒です

30秒で印象に残ったセリフを決めて
それをもとに「口からでまかせ」的な
さも「読みました」という完璧な感想
それを3分間ほどで即興スピーチする

逆に言えば…

30秒あれば充分考えられる

さらには…


山頂の国のアリス』


もはや「なんじゃそりゃあ!?」

一瞬「わけわからん世界やないか!」

そうツッコミたくなるタイトルです


でも…


一度決めたタイトルは絶対に変えない

『山頂の国』というのがどんな世界か

「想像もしたことの無い」世界を妄想

このお題はこの妄想と創造が醍醐味です


ちなみに『山頂の国のアリス』が

発したという印象的なセリフはこれ


「いつも会えるとは思わないでね!」


(笑)


さてどういう経緯でこの言葉を発したか

ここはあなたの妄想と想像力におまかせ

あなたなりの「理由」を考えてみてください

このお題をオンラインと対面で実施しました


これって…


ワークを終えてメンバーに感想を聞いた

すると不思議にもZOOM組と対面組双方

なんとまったく同じ振り返りがありました


「これって…自分に言ってる気がする」

「これって…今自分に必要な言葉かも」


驚きましたね…


メンバーが抱いたワークの感想

口にした言葉までも完全に一致

僕もそうコメントをするように

仕向けて誘導は勿論していません


そうなんです…


ある種これが自分の「心の声」です


『無い袖は振れない』


実際に無いものはどうしようもない

持っていないものは出しようがない


そういう意味です


よく「資金が乏しい」という例えで

「金融関係のドラマ」などで聞きます

ところがそれは「資金」だけではない

我々の「ボキャブラリー」も同じこと


つまり「頭にないことは言えない」

逆に言えば「頭にあるから言える」


そうです


実はまったくの妄想ではありますが

言葉も「無い袖は振れない」のです

様々な体験の膨大なデータと言葉たち

それらを持ち得ているからこそなせる技


そうなると妄想の力を借りながら

「今の自分にある」言葉を駆使し

アリスという登場人物を介しつつ

「今の自分を表す」言葉が出てくる


先ほど出てきた


「この世は私の思い通りになるのよ」


この言葉もウラを返せば「願望」かも

思い通りにいかない現実に業を煮やし

「潜在的な自分にアプローチした声」

結果的にはそういうことになるのです


つまりは「思い通りになる!」

自分を奮い立たせエールを送る

そんな風にも思えてなりません

そう思うと勇気や元気を貰える


自分で自分に語りかけること

これを「セルフトーク」と言います

なのでこの「アリスワーク」は

「セルフトーク」に繋がるのです


もちろんそういうバイアスがかかる

そんな可能性だって無きにしも非ず

自分が「そう解釈している」に過ぎない

ともすればそういうことなのかもしれない


だとしても結果として自分を奮い立たせ

「勇気や元気が湧く」と言うのであれば

それはそれでいいのではないでしょうか

妄想が生きる力に繋がるならそれは素晴らしい


今朝はメンバーとそんな話をしました

なのでまた折に触れてこういうワーク

物語の登場人物を介して自分に語りかける

セルフヒーリングを定期的にしたいですね


結局のところ当たり前のことですが


お金も

言葉も


「無い袖は振れない」


そういうことなのです

でもここではいい意味です

「無い」を嘆くのではなくて

「ある」に着目し全力を尽くす


つまり


『ある袖を振りまくる』


そういう意味ですからね


(笑)


今日はここまで

読んでくれてありがとう

ほいじゃまた明日!!


本日の京都鴨川の景色です(⬇)