一人ひとりの”こうなりたい!”を
デザインする!
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こんにちは!
体軸セラピストの小林です!
今日は腹部のアセスメントの1つ、
腸の蠕動運動(グル音)の聴取について。
訪問リハの現場でも、排泄状況は必ず確認します。
片麻痺者の場合は、
便秘が続くと筋緊張が亢進する傾向にありますし、
肩関節や上腕部の疼痛との関連もあるところです。
便通が改善すると、
疼痛が軽快するといったことはよく遭遇しますね。
さて!
腹部のアセスメントでは聴診により
腸の蠕動運動を評価します。
蠕動音の聴取は比較的行いやすいものです。
方法は腹壁の1カ所に聴診器を当て聴取します。
時々聴診する場所をよく変える方がいますが、
基本的には1カ所でいいです。
腸蠕動音は腹壁の全般に伝播しますからね。
おおよそ、1分間に5回程度、
グルグルという音が聞こえれば問題ありません。
1分程度聴取して聞こえない場合は、
2~3分程度延長していきます。
それでも聞こえない場合は
腸蠕動運動が低下もしくは消失しているということ。
便秘の状態でも上記のような評価になりますが、
イレウスなどでも同様となるため注意が必要です。。
イレウスが疑われる場合は、
振水音を聴取すると鑑別に役立ちますよ!
さて、蠕動運動が低下するということは、
当然腸自体の問題も有していますが、
他の要素が影響することも多いです。
特に片麻痺者の場合、座位や臥位が生活の中心となれば
腹圧がかかり難くなり、蠕動運動が低下します。
この表現は少し抽象的ですが、
さらに具体化していけばどの筋が蠕動運動を抑制しているか、
どの骨格の偏位が影響しているか、
ここまで評価できますよ!
昨日の横隔膜との関連でもありますが、
腸の動きを抑制する要素は、
体幹の機能抑制にもつながるところです。。
このあたりは臨床でもよく使うところなので、
今度セミナー開催する際はお伝えしたいと思っています!
今回はこの辺で!
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