ユダヤの集会でむさぼり食う | TRAVELIN’ BLUES

TRAVELIN’ BLUES

夫婦で世界一周旅行!!
2011年12月25日スタート☆
旅の様子を随時アップしていきます。

ヨルダンからイスラエルに向かいます



ヨルダンのマンスールホテルより

向かって右側のたみやん&ゆうきちゃん

これからアフリカを縦断するという話をしたらなんと日程ぴったり!

ふたりの空気感も好き!

エチオピアからケニアの史上最悪の陸路はふたりは飛ぶ予定だったらしいけど道連れになってくれた

今思うとなんて無責任な誘いをしたんだと思う… ありがたや~


ということでこれからアフリカ最南端の地まで一緒に旅することになりました

ついてる!


真ん中の二人は見送りをしてくれたあっちゃん&ともちゃん

ベトナムの本をくれたふたりありがとう!!!

(現在はアジアなんだけどベトナム行かなくなっちゃいました。ごめんね~。せっかくくれたから捨てるのは絶対嫌だったのでカンボジアの旅人に引き継いでもらいましたー)


そんなこんなのなんやかんやで



37ヶ国目イスラエルに入国


イスラエルのスタンプがあると今後入れない国が出てくるので

「ノースタンププリーズ」

あっさり通ることができた

審査官によっては問答無用でスタンプを押されてしまうらしいのでよかったよかった




泊まる場所は決めてた

オリーブの丘に住む平和活動家イブラヒムおじいちゃんの「ピースハウス」


オリーブの丘に着くと通りがかりのおじいちゃんが

「welcome!!ついてきなさい。イブラヒムは私の知り合いだ。」

そう言ってくれたおじいちゃん



このピースフルなおじいちゃんの背中を見て僕らはすぐに理解した


この人こそがイブラヒムおじいちゃんであることを



ピースハウスに着くなり

eat!! welcome!!







僕らは甘えた



このごはんは旨いマズいではない


あったかい




おじいちゃんはすごい人らしい

パスポート無しで世界何十カ国にも招待され講演を行っているとかテレビや新聞に取り上げられたなど自らいろいろ話してくれた


でもそんなすごいおじいちゃんも僕の前では

「平和活動家イブラヒム」というカリスマではなく





 「おじいちゃん」





だった


血の繋がったおじいちゃん


人間臭さも感じたし

失礼かもしれないけど単純にカワイイし、癒された

その雰囲気を醸し出せること自体もうすごい人なんだろう


だから毎日 「おじいちゃん」 に会いたかった







さっそく丘を下りエルサレムに行ってみた



さっそく異様な雰囲気が漂っている


ユダヤ、イスラーム、カトリック

それぞれの聖地でありそれぞれに仕切りがある


それぞれが交錯するがそこに感情はない



お互いが存在していない



黒ずくめのユダヤ人

もみあげがすごい


その出で立ちに 「主張」 を感じる



ここにいると自分が透明人間みたい



挨拶をしても全員に無視された

彼らには僕らも存在していない



存在を認めてくれたユダヤ人

彼らは僕らが挨拶した瞬間から一言も言わずに蹴りを入れてきた





寒気がした



世界中から迫害を受けた結果かもしれない

「自分たちの生きる場所を守る」

強烈な強い意思を感じた







その中に当然愛はある





嘆きの壁

この祈りの先にどんな未来を見ているのか





どうかこの祈りが



どうかこの祈りが前に進むためのものでありますように













今日はシャバット(金曜)でユダヤ人の休日らしい

ここでたまたまピースハウスで出会ったアメリカ人に会った

これからユダヤ人の集会があるから一緒にどうかと誘ってくれた

食事も出るらしい


僕らはユダヤ教徒でもなければユダヤのことを何もわかっちゃいない

行っていいんだろうか…



せっかくなので行くことに

ユダヤ人居住区まで歩く


普通の家で行われるみたい

中に入った

興味本位で来てしまった僕らにはカメラを出す勇気もなかった



なのでここからは写真もなくて文章だけ

あんまり経験できない事なのでこの時の様子を記録しておこう



一階の広いスペースにたくさんのテーブルと椅子が所狭しと並べられ100人くらい?のユダヤ人で埋め尽くされた

そこに男性と女性が分かれて座った

そんなにwelcomeな雰囲気でもない

見渡すかぎりの黒スーツ白のシャツの中にぽつんと佇むTシャツの日本人…


「おじいちゃん」が無性に恋しくなった


同じテーブルのユダヤ人に「君たちの信じる神は何?」と聴かれた


日本では当たり前の「無宗教」も海外ではそうではない

むしろ無神論者は信頼性に欠けるらしい

実際にヨルダン人、イスラム教徒の人もそう言ってた


海外ではよく聴かれるこの質問には毎回ためらう

いつもはそれでも無宗教と答えるんだけど

ユダヤ人100人に囲まれた状態で…

俺とたみやんは顔を見合わせ、文化的に一番根付いていると思われる仏教と答えた(仏教徒に怒られる?)

相手はふーんて感じだった


ぶどうジュースが注がれみんなで乾杯

そして年配の塾長みたいな人のスピーチがはじまり、それが終わると全員が歌いだした

呆然と取り残された

こんなに居心地の悪いパーティーは初めてだ

とりあえず手拍子だけ合わせるw


ユダヤ教徒ではない俺たちには異様な雰囲気に映ってしまったけど、ユダヤ人たちの結束の固さみたなのを感じた


みんなが歌ってる間にユダヤ料理が運ばれてきた

パンとホンモスとコーンサラダ

パンもモッチモチでホンモスもめちゃめちゃうまい

ホンモスってアラブ料理だけど対立してても食文化は融合するんだね


居場所が無いだけにむさぼるように食い続けた


その後それぞれ指名された若者がスピーチを行い、また合唱がはじまる

それが繰り返された

言ってる事は何一つわからない



そして驚いた


むさぼり食ったさっきの料理は前菜だったのである



その後スピーチと合唱が繰り返される中どんどん料理が運ばれてきた

チキンのスープ


これがめちゃめちゃうまい


ホロホロジューシーなお肉がごろごろ入ってる


前菜をむさぼってしまった事への後悔がハンパない


それでもここぞとばかりにむさぼり食った

たまに手拍子を合わせながら…



スピーチと合唱は滞りなく続けられる




そこへまさかのご飯


そしてデザート2種



まじっすか…



先に言ってほしかった




これじゃあ完全にマラソン大会でスタートダッシュするやつやん





そのまま逃げ切ったやつを俺は見た事がない



ここまで来たらやるしかない



デザートを2種皿にとった


手拍子を合わせながら






そして胃袋に押し込んだ





ふう~



ごちそうさまでした





あ~、ねみ





スピーチと合唱は続いている



そして驚愕の光景を目にする












なんと目の前に




メイン料理




が来たのである



BBQソースみたいたタレのかかったチキンである


うそでしょ?さっきのデザートやん




もう走れん


この地獄坂を俺は登ることができるのか



もう順位はどうでもいい

ここまで来たら完走したい



メインを皿にとった


手拍子をあわせながら…









ちくしょー





めちゃめちゃうまい







宗教?




どうでもいい




甘い味付けのタレがうまい




スピーチはヒートアップしている





タレがうまい





何してんだ俺…




食いながらそんな自分に笑けてきた



気づいたらたみやんを置いて爆走してた




そして目の前に来たもの








パイン










もう驚きを通りこして吹いたわ

食べましたよ







そして塾長の締めの言葉で集会がお開きとなりました



ということでシャバットに行われるユダヤ人の集会に行かれる方













ペース配分に気をつけて!!



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