今、私の住んでいるところではザーザー降りの雨が降っています。
雨の音は大好きで、ついつい手を止めて聞き入ったり、
窓の外の景色に見入ったりしちゃいます。
特に、雨粒に打たれてお辞儀する木の葉っぱを見ていると、温か~い気持ちが湧いてきて、
知らず知らず微笑んだりしています。
ふと湧いたイメージですが、
人の一生って雨みたいですね。
雲から、ある時一滴の雨粒となって地上へと向かって旅を始めます。
最初はゆっくりだったかもしれないけれど、
段々にスピードを増して、一気に地上へと向かう。
結構あっという間のことでしょう。
そして地上に到達!
地面に落ちるものもあれば、木の葉に降り注ぐものも、花びらに落ちるものもあるでしょう。
いずれにせよ、そこから水路に集まっていったり、地面に吸い込まれたりしながら、
地上での旅を続け、いつかはお日様の熱によって水蒸気となって天に帰っていく。
雲から地上への、割とあっという間の旅が、人の一生なのかなと思ったのです。
途中で風に吹かれてサーっと場所を移動したりするかもしれない。
色々な景色を見たり、
「自分はいったい何のために地上に向かっているのか?」なんて
問いが浮かんでモヤモヤしたり、
もうすぐ地上に到達するという時になって、げ!と焦ったり、
…するかもしれません。
でも、その全てのプロセスが大きな大きなサイクルの中の大事な一つ。
地上に着いたら、生き物の身体に取り込まれる大切な水分としての
お役目を果たすかもしれないし、
下水道を旅して海に向かうかもしれないし、
いずれにせよ、そこに水滴さんがいてくれることが、いのちの全体にとって大切なこと。
な~んてね。
雨の音に身を委ねていたら、そんなイメージが湧きました。
※
大雨の被害にあわれて大変な想いをされている方、されたが方が読まれたら、
嫌な思いを感じられるかもしれません。
きっかけとなってしまったら、申し訳ありません…。