週明け、地下鉄を降りたところで彼とばったり一緒になった…
「おはよう、チャンミン!」
「…おはようございます…」
軽く会釈をして、早足で歩き出したのに、そんな僕の気持ちをくんでくれる筈のないあなたは、特に急ぐでもなく自然に僕の横に並んだ…
そっと目配せして、
「この間のさぁ、あんまし他の奴らに言わないで? ……なっ…?」
にやっと笑った顔さえいちいち格好いいけど、何の事言ってるのか、派手な美女が脳裏に浮かんで…ちょっと意地悪言ってみたくなる…
「チョンさん…あの目立つ場所に車を停めるのは非常識だと思います。
あなたが指定したとは思いたくないけど、彼女の常識まで疑われてしまいますよ。」
彼は一瞬びっくりしたような顔をして、
それから満面の笑み…………
「ユノ…だよ。」
「………へっ?…」
「じゃあさ、これからはユノヒョンって呼べよ!おまえのいっこ上のヒチョルもそう呼んでるし…」
「……へっっ???」
何が何でその会話になるのか全く理解不能で…ポカンとしてる僕の横でなぜか嬉しそうにしているあなた……
「…そうだよな、…なっ?チャンミン…」
「………????‥‥」
やっぱり訳が分からない…