台湾リピーターは入国審査がすぐ終わる | ちょっとそこまで☆増刊号

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海外旅行先の大きな空港で、飛行機を降りて入国審査の長い列にうんざりしたことはないだろうか。

 

早そうなレーンに並ぶと、自分の前の家族連れが入国票を書いていなかったり子供がぐずってもたついたり。最近は、空港Wi-Fiでネットにつながっていれば暇つぶしもできるが、なぜだかそのエリアがWi-Fi圏外だったりする。SIMを買うのも到着ロビーに出てからだし、せっかく到着したワクワク感が、ちょっとそがれるような気がする。

 

横に目をやると、一番端のカウンターは人影もまばらで、スムーズに流れている。外交官や搭乗員、職員専用のレーンだ。あちらを通れたらと、うらめしく眺めても仕方ないのだが、なんと台湾リピーターには、そこを利用できるお助け制度がある。それが今回紹介する、外籍人快速通関、Speedy Immigration Inspection Certificate for Foreign Frequent Visitors だ。

 

取得条件

過去12か月間に3回以上、台湾を訪れていること。

 

たったこれだけ。実にシンプルだ。年に1回プラスアルファの訪台で条件をクリアできる。

 

申請方法

 ネット上で簡単に申請と発行が完了する。申請に居留証が必要な自動出入国審査システム(e-Gate)とは違い、特別な書類も必要ない。パスポート番号などを入力してネットで申請すると、その場でPDFとして発行されるので、自分で印刷して旅行のときに持っていくだけだ。

 

まず内政部移民署線上申辦の、外國人民>經常來臺外籍人士快速通關申請 と進んで、このページへ行く。

 

經常來臺外籍人士快速通關申請

 

 

ページ上の方の、「快速通關申請」線上申辦 をクリックすると、もう一度同じ内容の確認があって、

 

 

一番下の Yes,I understand ・・・ apply. をクリックすると、入力フォームが出てくる。

 

Speedy Immigration Inspection Certificate for Foreign Frequent Visitors

 

 

記入しなくてもいい(option)のは、台湾での電話番号だけ。あとは空欄のままだと受理されない。

 

Identity Card Number は、マイナンバーなり免許証番号なりを入力しておけばよいだろう。現地で入国の際に提示や照会を求められることはないので、ご心配なく。

 

Visa Type は、90日以内は査証免除。短期の旅行ならこれにあてはまるので、プルダウンメニューから「visa-exempt (免除)」を選択する。これを選択すると、Visa Number は、記入不要となる。

 

Hotel Name は、これから泊まるホテルでも過去に泊まったホテルでも書いておけばOK。

すべて入力したら、最後に Apply をクリックすると、確認画面が表示される。一番下の Print をクリックすると、PDFが出力されて終了。これを印刷して、パスポートと一緒にもっていけばよい。

 

 

実際に使ってみる

 

7月に行った久しぶりの桃園空港 、相変わらず混み合っていた。入国審査は何列も折り返して並んでいて、ざっと見たところ15分待ちという雰囲気。プリントアウトしたA4サイズの快速通関証は、パスポートと一緒に持ってきた。イミグレーションのスタッフにプリントアウトを開いて見せながら、「Speedy Immigration?」と尋ねると、ちらっと見ただけで端から2番目のカウンターを指差して、あちらへ行けと言う。一番端の外交&スタッフレーンではなかった。レーンには誰も並んでいなかったので、即入国。手続きも通常のものと変わらない。入国待ちの列を尻目に、あっという間にイミグレーションを通り抜けて台湾に入国。これはもう快感だ。

 

この快速通関証は、イミグレーションが混んでいるときこそ御利益がある。空いていれば、必要がない。

 

最近続けて利用している高雄空港は、いつもあまり混んでいる印象がなかったが、一応入国審査で聞いてみた。あっちへ並べと言われた先は台湾人用のレーンで、ごった返していた。外国人用のレーンはガラ空きだったので、そちらへ行った。結局、高雄空港では行きも帰りも使用せず。

 

ということで、桃園空港を利用する台湾リピーターの方には超おすすめ、いや、マストアイテムだと思う。

 

 

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