細かい字で430ページもある分厚い本を夢中で読んだ。
何かが私の中で弾けた。
結婚して子供を産んで無我夢中で子育てして駆け抜けた30代。
年の差婚ゆえ、若い私の感覚や要望には無頓着で理解のない夫にかしずいた日々だったと私は思っている。
それを証拠に結婚して10年あまり一度も夜、家を空けたことがなかった。
飲みに出かけた事も友達とカラオケやコンサートを楽しんだこともなく、ディナーにすら行かなかった。
友達の結婚式の2次会すら子供がまだ小さいからと断った。
本当は行きたかったけれど。
旦那は自分勝手な世間を知らぬ若い女に手こずった日々だったと言うかもしれないけど、立場が違うと感じることは全く違ってくる。
母としては幸せな日々だったけど
「私」と言う一人称の自分はなかった。
故に「私」にとっては〈暗黒の時代〉。
世間は狭く、育児に追われて
「今日も自分のしたいことが全然できなかった」
と未消化な想いを積み重ねる毎日。
旦那は働き盛り、遊び盛りで帰宅が遅い日も多く
この頃は出張もしょっちゅうあった。
仕事のできる男が良いと思ってるから家事や育児を手伝ってとか早く帰ってきてなんて言わなかった。(言えなかった)
時に子育ての愚痴を吐露すると、旦那からは「だから言ったじゃないか。子育ては大変なんだ」と、未熟だとなじられた。
だからやっぱり自分が頑張るしかないのだと思っていた。
今で言う「イクメン」とは程遠い旦那に文句を言った事はない。
良い妻、良い母であろうと精一杯の努力をしていた。(つもり)
そうは言うものの、正直3人の幼子の子育てはキツかった。
長男はいつも問題行動を起こしたし、下の双子からはいっときも目が離せなかった。
その頃、旦那が浮気をしていることは薄々気づいていた。
仕事のできる男は遊びも盛んだと思っているので気づかぬフリを決め込んだ。
家庭を捨てるようなバカな男じゃないと信じてたし。
でも決定的な証拠を目の当たりにした時、私の中の何かが崩れた。
モヤモヤと嫌な気分で毎日を過ごした。
どこにも持って行きようのない、怒りとも悲しみとも哀れみともとれない、表現できない感情が心の奥底に硬いしこりのように居座って常にザワザワした気分だった。
子供たちにもちょっとしたことでイライラして当り散らしたりした。
一度キレたら散々、怒鳴り散らしてハッと我に返るまで発狂した。
そんな自分が更に嫌になって、自分の全てを否定したくなり「自信」や「プライド」がなくなっていくのをただ眺めているしかなかった。
そんな時、この本に出会った。
〈史上最強の人生戦略マニュアル〉
フィリップ・マグロー
訳 勝間和代
訳者の勝間和代の名前だけは知っていたけどフィリップ・マグローは知らなかった。
もう何年も前のことでこの本を手にして買った理由はハッキリとは覚えていないけれど多分、本の帯やその裏側に書いてある文章に惹かれたんだと思う。
---------------------------
劇的に確実に人生が変わる!
〈こんな人に、おすすめです。〉
・自分にうんざりしている
・感情が欠けた不毛の生活あるいは結婚に黙って堪えている
・罪悪感や不満、憂鬱をいつまでも引きずって生きている
---------------------------
ブログを書くにあたって久しぶりに引っ張り出してみたら、持ち歩いて何度も読み返したのがうかがい知れる表紙のヘタリ具合。
あの頃を思い出してなんだか懐かしくなった。
あの時、この「史上最強の人生戦略マニュアル」を読んで私の中で持て余していた硬いしこりがプチッと弾けた。
前方から不意に風が吹いてきて目を醒まさせてくれたような…そんな感じがしたのを覚えている。
私が「私」の人生を取り戻した瞬間。
そう、人生の責任は自分にある。
この本のことを片時も忘れずに生きて行きたいと願った私は要点を短くまとめてプリントして、いつも目にする場所に貼った。
1. ものがわかっているか、いないか
2. 人生の責任は自分にある
3. 人はうまくいくことをする
4. 自分が認めていないことは変えられない
5. 人生は行動に報いる
6. 事実なんてない。あるのは認識だけ
7. 人生は管理するもの。癒すものではない
8. 私たちは自分の扱い方を人に教えている
9. 許しには力がある
10. 自分が求めているものを知り、要求する
今も食器棚の扉の内側に貼ってあり、時々見返しては心に刻んでいる。
本は昔から大好きだったけど
たった一冊の本でも生き方が変わるものなんだなと身をもって体験している。
今、読み直してみてもやっぱり納得できる。
良いなと思える。
出会うべくして出会った本なのだろう。
あなたには人生を変える本との出会いはありますか?
北陸・富山のふじこ こと
訳者の勝間和代の名前だけは知っていたけどフィリップ・マグローは知らなかった。
もう何年も前のことでこの本を手にして買った理由はハッキリとは覚えていないけれど多分、本の帯やその裏側に書いてある文章に惹かれたんだと思う。
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劇的に確実に人生が変わる!
〈こんな人に、おすすめです。〉
・自分にうんざりしている
・感情が欠けた不毛の生活あるいは結婚に黙って堪えている
・罪悪感や不満、憂鬱をいつまでも引きずって生きている
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ブログを書くにあたって久しぶりに引っ張り出してみたら、持ち歩いて何度も読み返したのがうかがい知れる表紙のヘタリ具合。
あの頃を思い出してなんだか懐かしくなった。
あの時、この「史上最強の人生戦略マニュアル」を読んで私の中で持て余していた硬いしこりがプチッと弾けた。
前方から不意に風が吹いてきて目を醒まさせてくれたような…そんな感じがしたのを覚えている。
私が「私」の人生を取り戻した瞬間。
そう、人生の責任は自分にある。
この本のことを片時も忘れずに生きて行きたいと願った私は要点を短くまとめてプリントして、いつも目にする場所に貼った。
1. ものがわかっているか、いないか
2. 人生の責任は自分にある
3. 人はうまくいくことをする
4. 自分が認めていないことは変えられない
5. 人生は行動に報いる
6. 事実なんてない。あるのは認識だけ
7. 人生は管理するもの。癒すものではない
8. 私たちは自分の扱い方を人に教えている
9. 許しには力がある
10. 自分が求めているものを知り、要求する
(どの言葉も深い。どれが1番って言えないくらい全ての言葉が響く)
今も食器棚の扉の内側に貼ってあり、時々見返しては心に刻んでいる。
(食器を手にする度に否が応でも目に入る。画鋲、イッコ取れてるw)
本は昔から大好きだったけど
たった一冊の本でも生き方が変わるものなんだなと身をもって体験している。
今、読み直してみてもやっぱり納得できる。
良いなと思える。
出会うべくして出会った本なのだろう。
あなたには人生を変える本との出会いはありますか?
セルフリフティングインストラクター
&
リングピロー専門店サムシングブルー代表
北陸・富山のふじこ こと
笹倉 美紀
リングピロー専門店
【サムシングブルー】
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