大丈夫。ちゃんと子育てしてるよ。 | アンチエイジング美人への道しるべ ~ふじこ道~

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笹倉美紀【セルフリフティングインストラクター】のブログ

アンチエイジング美容が大好きなセルフリフティングインストラクターの笹倉美紀こと、
ふじこのコダワリ美容あれこれ話。

先日、降り始めた小雨の中
若いお母さんを見かけた。
少し身をかがませるようにしながら、まだ2~3歳くらいの2人の子供の手を引いている。
年子だろうか。

両の手をしっかりと子供と繋ぎ、道路を渡ろうとしている。
向かいのスーパーを目指しているようだ。

子供たちに一生懸命、なにかを言い聞かせている。

「手を離さないで」か
「モタモタしないで急いで」
なんだろうな…と推測する。

子供たちが小さかった頃の自分を思い出して
若いお母さんに声を掛けたい衝動に駆られる。

「ママ、大丈夫よ!もう少し」
「ママ、頑張ってるね!すごいよ!」

でも、むやみに声は掛けれない。
心の中で応援する。






子供が小さかった頃、スーパーに買い物に行くのも本当に大変で
子供たちのご機嫌やタイミングを見計らって〈勝負〉な感じで買い物に行ってたなぁと思いだす。


買い物と言うミッションを遂行するためには最適なタイミングで出かけないと、帰る頃にはグズって大変な事態になった。

今がチャンスと出掛けたのに、近所の話好きなオバちゃんにつかまったりしたら内心
「終わった…」
と泣きたい気分になったものだ。
ダッシュで買い物を終わらせて帰る予定だったのに…と。

下の子は双子だったものだから
双子用のベビーカーを押してスーパーに行くと決まって知らないオバちゃんに話しかけられた。
「あら、可愛いわね~!何歳?双子?このベビーカー珍しいわね~」
なんて。

悪気なく、屈託なく。

せっかく声を掛けてくれたのに無視することも出来ないと返事をしてたらオバちゃん、お孫さんの話をしだしたりして。

機嫌の良かった子供たちはドンドン不機嫌になってくるし、何だかオムツも匂ってくるような…。
どっちか大をしちゃったかな?と気が気じゃない。

この頃、夕飯の買い物ひとつも思うように行かない現実にグッタリ疲れる事もままあった。


こんな経験があるから若いお母さんに気軽に声は掛けれない。
ジロジロ見ないように気をつけながら
頑張って!と心の中でエールを送る。

あぁ、もちろんレジ付近で重そうな荷物を抱えていたり
荷物を持ってるお母さんから子供が離れて行っちゃったりした時はひと声掛けるけど。

そんな時、若いママは少し嬉しそうに
でもちょっぴり気まずそうに
「すみません」
と言う。

「すみません」なんて言わなくていいのよと思う。
その気持ちは痛いほど分かるけど。

きっとその「すみません」の前には
「ちゃんと見ていられなくて」

「お母さんとしてシッカリしてなくて」
って言葉が隠れている。


そんなことない。
大丈夫。
頑張ってる。


時にイライラして子供に八つ当たりしたとしても
手抜きの夕飯が続いたとしても
洗濯物が山になっていたとしても
廊下に埃の塊があったとしても

あなたはちゃんと頑張ってる。


自分のしたいこともいっぱいあるだろうに
そうゆうの、すっかり忘れたフリして一生懸命子供を育ててる。

そんなの当たり前だよって言う旦那や世間に反論もせずに、それが当然のように頑張ってる。


毎朝の朝食のパンも
あって当たり前のトイレットペーパーだって
なくなったらちゃんと補充されてるシャンプーだって
冷蔵庫のジュースだって
手抜きの夕食だって
あなたの頑張りがあるから当たり前のようにそこにある。

子供が小さい時、それらを〈普通に〉揃えるのが至難の業で、すっごい努力を要するものだってのは子育てした人なら分かってる。

たとえ旦那サマが何も気づいてくれなくても。


遅く帰宅した旦那サマが寝ている子供の寝顔を見て幸せな気分に浸るそのひと時だって
あなたの努力の上に成り立ってるのを知ってるから。

そう、
可愛い寝顔の子供たちが
その深い眠りにつくまでに
どれだけグズり、手こずらせたかを私は知っている。
その安らかな寝顔の裏にママの頑張りが隠れている。


だからたまに友達とのLINEに夢中になることがあったって
グズる子供を静かにさせるのにスマホを見せてたって
凝った手料理なんかゼンゼン作れてなくたって
手作りの子供グッズには縁がなくたって

子供たちが
清潔な服を着て
お腹が空いたらご飯を食べて
時に泣き、時にニコニコ笑っているなら
それでOK!大丈夫。



子供が小さい頃
子育てを終えた先輩ママに良く言われた言葉。

「今が子育ての一番楽しい時よ。幸せな時なのよ」

無我夢中で千切れそうな気持ちをこらえながら子育てしてたその頃は理解できなかったけど
思春期を迎えた子供たちに知らん顔されて寂しい今、
あの頑張ってた日々を懐かしく思いだす。



「ママ大好きっ!」
って我先に抱きついてくる子供たち。
「ママ、見て~!」
って得意げに描いた絵を見せにくる
いつもシットリとベタついていた小さな手。


愛情にあふれて
キラキラしていた日々。


宝物のような大切な時間。








セルフリフティングインストラクター
 &
リングピロー専門店サムシングブルー代表


北陸・富山のふじこ こと
笹倉 美紀




リングピロー専門店
【サムシングブルー】



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