ふと気づいたことがある。
財布ってその人を端的によく表してるな~って。
ちょっと悪趣味かもしれないけど
レジ待ちの時、前の人の出す財布が何とはなしにいつも目に入る。
お洒落な人はスッキリとお洒落な財布。
なんとなくモッサリした人は財布までがあか抜けない財布。
で、お洒落な財布ってどんなだろう?って考えてみた。
あか抜けない財布ってどんなだろう?って考えてみた。
私が思うにお洒落な財布はブランドなんて関係ないのだ。
大切に扱われているのがわかる艶とフォルム。
間違ってもレシートでパンパンになどなっていない。
スッキリと整った無駄のない美しい姿をしている。
中に入っているカード類だって厳選して入れてるんだろうな~って思わせる物。
じゃあ、あか抜けない財布は?
パンパンに膨らんで、とにかく何でも詰め込んである。
使い古されて端っこなんて少し擦り減ってたりなんかして。
財布のフォルムなんて考えた事がないと言わんばかりに崩れちゃってる。
でね、気づいた。
お洒落な男は財布を愛おしむように大切に扱ってる。
こんな所にもこの人の美学が宿っている…と思わせるように。
そんな男は会計もスムーズでカッコいい。
そして女の財布。
女の財布は美学よりも生活を語る。
日々の買い物のレシートやショップのスタンプカード、割引券やら何やかや。
その女がどのような毎日を送っているのかが財布を見れば一目瞭然。
財布選びにさえその女が垣間見える。
可愛いもの好きはリボンやハートがついているし
権威に安心したい女はブランド物。
実用主義な女はカード入れや仕切りがたくさんあるシンプルな物を選んでいる。
そして私の密かな思い。
男には美しい財布を持っていてもらいたい。
使い込まれて充分に艶が出て、中も厳選されたカードだけが並ぶ。
あぁ、この人は10年でもこの財布を愛でて大切に使おうと思ってるんだな…と感じさせる財布。
そんな財布を持つ男は女も大切に扱いそうだと思ってしまうのは考え過ぎだろうか。