こんにちは!
昨日までに精油を使った浮腫みのケアについて3回に渡って記事に書きました。
お読みくださって、ご感想を送ってくださった皆さん、ありがとうございます!
今日は精油を使って病気をもつ方へ
トリートメントを行う際の注意点について。
一般の元気な方へのアロマトリートメントは
中には30~40分と短時間メニューもありますが、60~90分のメニューが一般的でしょう。
浮腫みがある患者さまを目の前にして
「少しでも足を細くしてあげたい!」
と時間の許す限り、一生懸命トリートメントをしたいと思われる方もきっと多いはず。
でも、病気を持っている患者さま
特に私が関わることの多い
もう積極的な治療方法がないという状態のがんの患者さまは特に注意が必要です。
アロマトリートメントはとても心地よいのですが
リンパ液の流れとともに、全身の血液循環を非常に良くします。
それはとてもよいことなのですが
身体全体が弱っている状態の患者さんの血液循環が良くなりすぎると
患者さんの心臓に負担をかけてしまいます。
ベッドに座るのがやっと、一日のほとんどをベッドに寝た状態の患者さん
アロマトリートメントで血液循環をよくすることは
患者さんの心臓にとっては、走ったり飛んだりという、運動するのと同じこと。
なので、私の個人的な見解としては浮腫に対するトリートメント施術は片足5~10分弱で十分と考えています。
この時間であれば、施術により血液循環が促進することで、心臓に負担がかかりすぎることもなく
十分に訪問看護の時間内でも施術が可能と考えています。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!