チケットキャンプ問題。 | shuU blog

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おはようございます。

 

愁です。

 

昨日は早く寝ようと思って寝たんだけど

 

早々に起きてしまった。

 

再度寝つけそうに無かったのでblogを書こうと思います。

 

先日はレーベルメイトであった元ZOROのリュージくんとこの

 

個展へお邪魔してきました。

 

 

WHITEHEADという名義で彼は絵を描いているんだけど

 

数年ぶりに会った彼は凄く生き生きしてました。

 

彼に対して内気な印象があったんだけど

 

ひとつひとつの作品に対して

 

『この絵はこーで!この絵はあーで!』

 

って凄く真剣に明るく話してくれて。

 

ほんとに心から楽しいんだろうなって印象を受けました。

 

こういう表情や言葉を浴びせられると周りは自然と動かせれるんだろうなって

 

思いました。

 

次会う時も、また元気な彼に会えればなって思います。

 

 

 

そして昨夜は後輩のDIVの解散LIVEへ。

 

場所は日比谷野外音楽堂。

 

自分達がここでやった時は大雨だったなぁとか

 

色々思い深い場所だったりします。

 

そういえばDIVの初LIVEをLOFTで見たなぁとか思って

 

始まりと終わりを観れて不思議な気持ちでした。

 

始まりと終わりが観れたから、次は彼らの新しい「始まり」に期待しようかなと。

 

 

 

LIVE後はINKT.のマッカツと食事に行ってきました。

 

大好きな友達の1人です。

 

同い年ってのもあってか、共感する部分が多く

 

昨夜もお互いの近況を話し合ってきました。

 

楽しい時間でした。

 

その場でも少し話してた関連の事だけど

 

つい最近「チケットキャンプ」問題に対して色々とりだたされてましたが

 

簡単に分からない人の為に説明すると

 

■SOLD OUT必須なアーティストのコンサートがある

■そのチケットを転売目的で購入し、定価より高値でネット販売

■どうしてもコンサートに行きたいファンが高値で購入

 

とまぁ、こんな感じ。

 

転売する方も100%転売出来るか確証はないチケットを売り切れると予測し、リスクを持って購入し

 

どうしても観に行きたいと思ってるファンに高値であるもののチケットを売る。

 

正直最初は何がいけないんだろ?

 

って思ってました。

 

需要と供給は成り立ってはいますよね?

 

コンサート制作サイドからすると

 

チケットが売れてる事には変わらないから"金銭的には"問題はない

 

(まぁでも転売チケットが全然購入されずに、いざLIVEが始まると客席がガラガラって事は数件おきてたみたいです)

 

チケットを取れなかったファンからしたら高値でも行きたいから購入する

 

そのファンはハッピー。

 

まぁモラル的に、そもそも転売目的のファンでもない人がチケット争奪に参戦し

 

純粋にコンサートに行きたい人がチケットをとれないか高値で購入せざる終えない

 

状況は確かに酷。

 

さらにはコンサート制作サイド、アーティスト、ファンでもない第三者が利益を生んでる事。

 

言ってみればネット上のダフ屋が合法化されてるのが問題のようで

 

凄くグレーゾーンなんだろうなって思う。

 

高値でもチケットを買えてコンサートに行けた人からすると嬉しいシステムだし

 

限られたお小遣いの中からどうしても行きたいコンサートのチケットを買いたかったのに買えなかった人もいるでしょう。

 

僕らの解散LIVEでもその件で問題が起きてましたが

 

一部の方から僕のSNSアカウントに

 

『バンド側からキチンと転売禁止を伝えて下さい』

 

とか

 

『なんで他の◯◯ってアーティストは転売禁止を訴えてるのに愁さんは何も発言しないんですか?』

 

など厳しい意見をいただきました。

 

当時の俺は

 

『なんでバンドがそこまでしなきゃいけないの?』

 

って思いました。

 

もちろん、純粋にLIVEにこれないファンがいるのは可哀相だなとは思いました。

 

事務所サイドも解散発表にともないチケット販売が大きく動くだろうと予測はしていましたが

 

そういう事もあり

 

解散発表前に僕らは、誰でもチケットが購入出来る一般発売を開始しました。

 

まぁ諸事情あって、LIVE本番前ギリギリでチケットを購入すればいいやと思ってた方もいたでしょう

 

それでいてバンド側やコンサートSTAFF側はLIVEに向けて打ち合わせの毎日

 

リハーサルや準備で追われているのに・・・って

 

最高のLIVEを行う為に"音楽"に時間を注ぎたいのになって。

 

もちろんキチンと転売禁止を訴えてたり

 

IDチェックにより受付でチケット購入者の照合をしたり

 

なかには転売された高値のチケットを買い占めるアーティストもいる事は知ってるし

 

素晴らしい事だなとは思います。

 

でもやっぱり僕はアーティストが訴えるのはなんかおかしいなって思います。

 

なので早くその辺の対策をしてチケットのデータ化(IDチェックシステム導入)だったり

 

その辺の法整備する団体が迅速に対応するなりしてもらえればいいなとは思います。

 

まぁイタチゴッコのように問題はドンドン出てくるだろうし

 

本当にLIVEに行けなくなって知人にチケットを譲るとか出来なくなるかもだけど。

 

あとはチケット転売屋も定価以上では売ってはいけないとか

 

音楽業界の方々が知恵を振り絞ってくれてるとは思います。

 

何にせよアーティストの環境がドンドン悪くなってるのは間違いないと思います。

 

なんか全て悪循環というか

 

アーティストが純粋に音楽に打ち込める環境は現状既にないと思います。

 

その純粋な気持ちを逆手に取って

 

より多くの人に音楽を広めてあげる為にと表面上は打ち出しながらも

 

無料動画閲覧サイトやストリーミングサイトを使って

 

第三者が儲かってるでしょ?

 

チケットキャンプと変わらなく無い?

 

消費者には凄く便利なシステムだし

 

アーティストによっては確かに宣伝の場にもなるしね。

 

便利な世の中になっていけば

 

誰かは得をし、誰かは損をする構造。

 

立場によって解釈は違うけど

 

俺はアーティスト側だったからこう思いました。

 

俺みたいな一人間が意見言ったって音楽業界が変わる訳じゃないし

 

ネット配信が普及したからこそ全世界に向けて情報が発信出来るし

 

文句言う前に時代に追いついてピンチをチャンスに変えればいいから

 

一概に全てがダメってわけじゃないけど

 

「CDが売れない時代だから…」ってぼやくアーティストは

 

新しいアイデアを出して時代のニーズに向けて発信していけばいいし

 

音楽業界を守る立場の大人は、そんなアーティストが純粋に音楽に打ち込める

 

体勢を整えていければいいなって願ってます。

 

古い体勢とフォーマットにすがってアーティストから搾取してる大人達は

 

早く若い脳みそのこれからの人間にバトンをタッチすればなとも思います。

 

みんなが皆、持ち場以外の事に脳みそ使ってると

 

日本の音楽クオリティーはドンドン落ちていくような気がします。

 

守りじゃなくて

 

文句ばかりじゃなくて

 

攻めてってほしいなって。

 

もう壊れかけてる城を守るんじゃ全滅

 

新しい城をどんどん作っていかないとって。

 

終わるものに対して議論するんじゃなくて

 

未来に向けて明るく楽しく面白く発想していけばなって。

 

それが本来のエンターテインメントじゃん?って思います。

 

 

 

いつか僕は

 

バンドが本来あるべく形で音楽に打ち込めるような

 

ちゃんと見合う対価を得れるような場所を作れればなって思ってます。

 

全部悪い状況を逆手にとって利用してやってさ。

 

なんかワクワクするんだよね

 

色々弊害や敵は多くなるだろうけど

 

そんな音楽レーベルを立ち上げるというのが将来の新しい夢です。

 

バンドの気持ちはバンドをやってた人じゃないと理解が難しいと思う。

 

音楽に方程式なんてないし

 

心を揺さぶらせるモノなんだから。

 

まぁレーベルを立ち上げるまでしなくても

 

若いこれからのバンドに良い環境づくりをするお手伝いが出来ればなと思います。

 

その為にもまずは俺が一人前にならないとなぁ。。

 

 

とまぁキレイゴトをツラツラ述べましたが

 

何が言いたいかと言うと

 

音楽っていいよねって事です。

 

これからもドキドキ、ワクワクを伝えていければなと思います。

 

ではでは