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父は結婚当初から、お酒を飲むと暴れ
飲まない時はおとなしかったそうです
あまりの酒癖の悪さに、
結婚生活を続けられないと思う事も
多々あったといいます

記憶にも、飲んで暴れる父の姿は鮮明で
母や我が子に暴力を振るう父の姿に
どうして私はこの人の娘なのだろう?
どうして母は一緒にいるのだろう?
と、なんども何度も思いました

それでも結婚生活を続けていた両親に
夫婦にしか分からない何かがあるのかな
子どもながらに不思議でした
昔は今ほど離婚率も高くなかったし
結婚したら最後まで添い遂げるものだ
という風潮が強かったのでしょうね

子どもは元々好きでは無かった
そんな事も話していた母でしたが

昔は【三年子無きは去れ】
こんな悲しい風潮があり
結婚したら女は子どもを産む
それが当たり前とされていたそうです

なかなか子どもが出来なかった母は
ホルモン治療までやって
何とか私を身篭ったそうでした

暴力を振るう父
子どもが好きではない母

そんな親の元に生まれた私

子どもは親を選んで生まれてくる

と言うけれど
私は何故、この両親を選んだのだろう
私が生まれて来た意味は何だろう
そんな事も考えるようになります

母は無事に妊娠はしたものの
妊娠している身体に鞭打って
朝から晩まで働く日々が待っていました

当時親戚の勧めと手助けでお店を構え
なかなかの評判で繁盛していました
お店が繁盛すればお金も入る
すると、父はその売り上げを握りしめ
店をほったらかして飲みに行く
そんな日々だったそうです

母はお店を切り盛りするために
昼夜を問わず働いていました
時間もない、繁盛してるのにお金もない
15歳で家を出て全くの世間知らず
実母も亡くしていて頼れる親はいない

そもそも妊婦したら健診を受ける
という事すら知らなかったのか
或いは知ってて受けなかったのか
妊娠後も妊娠健診も受けずに過ごします
どんどんお腹が大きくなって来るに連れ
周りの人も妊娠に気付きますが
ちゃんと病院に行ってるかどうかなど
改めて聴く人は居ない

妊娠8ヶ月の頃、初診。
この時、私は逆子だったそうですが
その後も健診を受けませんでした、

気付けば身体は浮腫み
息も苦しくなってきた

そこに看護師免許を持っている従姉妹が
たまたま訪ねて来てくれて
とんでもない状態だ!
すぐに病院に行きなさい!
私が無理矢理にでも連れて行く!
と、病院へ連れて行ってくれたそうです
既に妊娠9ヶ月。
重度の妊娠中毒症と診断されます。
即。入院。

まさに命の危険を抱えていたのでした。
そして緊急入院からほどなくして出産。
私の母子手帳には、8ヶ月目の初診日と
出産した日の記載しかありません。

私の場合は虐待とちょっと違うけど
児童虐待死事例で最も多いのは
生まれたその日に亡くなる赤ちゃん
母親は母子手帳未交付、妊婦検診未受診
の事が多いのだそうです。
 
母も私もあやうく命を落とす所でした

命の誕生から波乱のあった人生
でも今こうして幸せに生きている。
 
当時からホルモン治療があったこと
母がホルモン治療をしてくれたこと
そして何とか無事に産んでくれたこと

今となっては全てに感謝しています

当時の母のように
お金もなく
知識も無く
助けてくれる親もなく
周りにヘルプを出せる力もなく
そんな人がきっとどこかにいる

そして、そんな人を何とか助けようと
社会活動をされている方もいる。

誰かの為にと動いた事が報われず
時にはやるせない気持ちになったり
いやになったりする事もあるかも

でもそんな活動が
きっと誰かの命を救う
きっと誰かの人生を救う

誰かのために、のその気持ちに
当事者の1人としてお礼を言いたいです
ありがとうございます

続きは