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先日熊本に帰った時、こんな物を発見

母が『私の人生』というタイトルで
自分の人生をまとめていました。
(これはそのうちの一部です)


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見ての通り字があまりに下手なので
滅多に手紙は書こうとしないのですが
今年は命あることの有り難さについて
考えさせられる事が立て続けに起き
人生を振り返ろうと思ったようです

そしてこの手紙を読んだからこそ
これまで書く事を躊躇していた
貧困・虐待の連鎖からの脱却
というテーマについて、自分の経験を
綴っていこうという想いに至りました
  ➡️ ①初めに 

母は天草の漁師の家に生まれました
実母を5歳で無くし、終戦を迎えます
その後嫁いで来た継母には虐げられ
母親の愛情をほぼ知らずに育ちます

お金が無いという理由もあるけれど
継母から食べる物も満足に与えられず
学校から帰ると家の仕事を手伝わされ
それでも文句を言わず、言えず
忍耐・忍耐の幼少期を過ごします

家に帰ると勉強する時間はないので
寝る時に天井にエアで文字を書いて
睡眠学習(笑)をしていたといいます

中学卒業時、成績の良かった母は
熊本市内の高校に進学するように
担任の先生に強く勧められますが
経済的な理由で諦めてしまいます

その頃、奨学金制度やそれに近い物が
実はあったのかも知れないけれど
母にはそんな知識もなく情報もなく、
家を出て市内の高校に進学することは
継母から許してもらえるはずもなく
また、それを誰にも相談できず
結果、高校進学すら諦めました 

しかし元々勉強が好きだった母は
働きながら定時制高校へと通います

結局、自分には頼れる大人がいない
全て自分でなんとかするしかない
そう思い込んでしまっていたために
チャンスを逃していたかも知れません

もし担任の先生から、奨学金制度や
就学支援の話を聞くことが出来たら
継母に少しでも話をしてくれていたら
行きたい高校に行けたのかも知れない
と、60年以上経った今でも話します

親に虐げられている子どもは
自分の親にすら頼れないのだから
他の大人にSOSを出す事は難しい
でも気づいて欲しい
でも助けて欲しい
心の奥では思っているのです

今の時代、人のお世話をする事すら
逆に難しいけれど、お節介でもいい
何か困難を抱えていそうな子がいたら
周りの大人が気づいてあげて
一声でも声をかけてあげられたら
例え問題自体が解決しなくても
気持ちは救われるのではないかと

本当に苦しい時には
誰かに頼ってもいいんだよと
誰かに頼れる子は
誰かに頼ってもらえる人に育つ
誰かに愛情をかけてもらえた子は
誰かに愛情をあげられる人に育つ

そんな事を、母の幼少期の経験から
しみじみと思い起こしました

続きは