Cherish Kitchen -2015初凪(Sushi Lesson編) | ごちょのブログ〜英国 のんびり田舎日記

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*お知らせ* 2013年5月中旬にてCherish Kitchenレッスンを一時クローズします。詳細はhttp://www.cherish-kitchen.comまで。

英国の中でも南西部に位置し
穏やかな気候のCornwall.
それでも
ようやく今冬初の雪が舞った今月初旬。


キリッと締まった空気の中
駆け抜けるように過ぎた先月を振り返る。
2つの大きなチャレンジに恵まれた31日間だった。

1つは、Cherish Kitchenとしてのオリジナルメニューで
地元の方を対象に
Sushi Lessonsを3回行わせていただいた。
レッスン場所と集客にご協力くださった、勤務先のKachoに深く感謝。

もう1つは
地元の大学で、日本文化の紹介エキシビションに協力できたこと。
私は、書道を担当して。

今回のブログでは、Sushi Lessonのご報告を。
こちらでは、本当にベジタリアンの方が多く
レストランでも必ずベジタリアンメニューがあるほど。
そのため、レッスンメニューにもノーマル版とベジタリアン版を取り入れた。
巻き寿司(ノーマル版、ベジ版)と握り寿司(ミックス版)という具合に。

参加くださったのは
日本に滞在した経験のある方や
デザインの仕事をされていて日本の美術に興味のある方、
寿司を作ってみたかったが、どう作っていいのか分からず困ってた方、などなど。


とにかく
英国でも和食を楽しんでもらえることをテーマにおいていたため
特殊な素材はいっさい使わず
地元の人に馴染みのある魚、野菜や調味料で仕上げた。
(もちろん、日本の伝統的な寿司との違いは説明が必要ですが。)

そして、馴染みが薄い調味料(寿司酢や味噌、干し椎茸、わさび等々)に関しては
単体で味見をしてもらった。

とにかく楽しんで!という気持ちを込めて。

それらの意外な香りや旨味に驚き
そして美味しい!楽しい!と盛り上がってくれた。

巻きの手順にも真剣なまなざし。
 

初めまして、の参加者同士でも
助け合って取り組んでくださったり
冗談を言いながら和気あいあいと。

Ta-da!!

残念ながら、こちらの国では鰹節の入手が難しいため
干し椎茸を出汁に使った味噌汁をセレクト。
出汁をとるところからのデモンストレーションにも
多いに盛り上がってくれた。

やはり、目の前で経験&体験していただくのが一番。
(どうやら、多くの方は”お湯に味噌だけを溶かして飲むのが味噌汁” と思っているそうです。
そのため、”なんだ、たいして美味しくないじゃないか” と思われてしまうのだそう)

楽しく作っていただいたあとは
私がデモンストレーションで作ったお寿司をご試食いただいた。


参加してくれて、心からありがとう。
本当に楽しかった。
そう皆さんに伝えながら、レッスンを終える。
それぞれの愛する家族が待つ家で
あのお寿司たちが喜ばれますように。


そんな新しい年の始まりのこと。

<追伸>
参加くださった生徒さんの多くから
後日、レッスンを褒めてくださるメールをいただいた。
レッスンの帰り道にそのままスーパーへ寄り
寿司キット(巻き簾、海苔)を買って帰ったよ、と。
明日友人を招いて、手作り寿司で驚かせてみるんだよ!など。
何より嬉しかったのが、
”あなたは、このレッスンという仕事を続けるべきだ。
本当に素晴らしい経験だったよ。自分を誇りなさい”と。

新しい経験という ”楽しみ” を皆さんに提供したつもりが
それ以上に私自身が、"喜び" と "勇気" をいただいた。

心から心からありがとうございました。