いやはや参った | 仕舞屋の蔵

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<いやはや参った>


値段を安くすることを
「負ける」といいます。

買い手の値下げ要求に
売り手が屈する様子が
敗北のように映るからでしょうか…


先日、花屋を訪れたときのことです。

少し離れた広場に多肉植物の陳列棚が特設され
「どれでも100円」という赤いポップが
目に入りました。

これは安いと2鉢選び、レジで会計をお願いすると
税込で500円近い値段を告げられました。

「ひとつ100円ですよね?」と確認すると
店員さんは困惑の色を浮かべて
「そうなってましたか…」と漏らし
レジを打ち直して200円にしてくれました。

何だか腑に落ちないので、店を出た後に
広場の陳列棚を見に戻ると、先程の店員さんが
先回りしてポップや商品の位置を直していました。

僕は店員さんに尋ねました。

「ひとつ100円でしたか?」
「いえ、違いました」
「じゃあ、差額を払いますよ」
「いえ、結構です。どうぞ、どうぞ」

そう言い残して店員さんは立ち去りました。

あらためて陳列棚を確認すると
「どれでも100円」のポップの近くには
指先に乗るほどの小さな鉢植えが並べられ
僕が買った5センチ四方の黒ポットは
それらから離して反対の端に並べられてました。
よく見るとポットには個別に小さな値札が
付けられていました。

「そっか、僕の勘違いだったんだ…」

こういうオマケは後味が悪いものです。
自覚のないままに相手を打ち負かして
いたからでしょうね…


写真は、そのときの僕の心象風景です。

ウソです。

花屋がある庭園施設の景色です。
池に睡蓮が咲いていました。


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